通信制高校とは、言葉の通り”通信による教育を行う課程”のことです。
通信制高校に限らず、高校を卒業するためには、3年以上の在籍期間を満たしている必要があると学校教育法により定められています。
また、卒業の際には高校卒業資格が得られるため、通信制高校の卒業後に進学をしなかった場合、最終学歴は”高校卒業”となります。
大阪で手厚いサポートを提供してくれる通信制高校一覧
通信制高校によっては、カリキュラムや学費が違ってきます。ここでは。大阪でサポート体制に特化した通信制高校を紹介しつつ、通信制高校ってどんなことを学べるのかを紹介していきます。
通信制高校の中には、現役のプロを講師として招いて授業をしてくれる学校もあります。科目はデザイン、美容の他、製菓、声優、医療関係など、学校によってさまざま。高卒資格を目指しながら将来の仕事に向けて知識をつけ、経験を積むことができるのが魅力です。
文部科学省の調査によれば、ここ数年、通信制高校の生徒数はおよそ18万人前後を推移しています。これは各年度の5月1日時点での生徒数ですが、通信制高校は年度途中の入学者が多いため、実際には20万人程度が在籍していると考えられます。
たとえば、2017年度には全日制・定時制・通信制高校を合わせた生徒数は345万人でしたが、その内訳は次の通りです。
全日制高校 318万人
定時制高校 9万人
通信制高校 18万人
このように、今や定時制高校よりも通信制高校の生徒数の方が多くなっているのです。実際、かつては全日制高校に併設されていた定時制高校が次々と廃止されていく一方で、とくに平成時代になってから通信制高校は着実に増えています。
同じ学校へ通う仲間のなかには、人間関係や学業、学校生活全般に関する悩みや不安を抱えている人も少なくありません。自分の境遇を分かち合える仲間がいると、高校生活に対する不安も解消されるはずです。実は通信制高等学校へ進学した生徒のうち、およそ6人に1人は不登校経験があるので、安心して登校できると思います。通信制高等学校に行くペースは、週1日から週5日まで設定可能なところが多く、自分の状況に合わせてスケジュールを組めるので、無理なく勉強することができます。
近年、高等学校全体の生徒数が減少するなか、通信制高校は学校数が急増し、在籍生徒数が増えています。過去は、社会人や勤労学生の割合が多かったのですが、最近では通っている学校が合わないと感じている高校生の転校(転入)、編入学先として、または、不登校を経験した生徒や、スポーツや芸能活動などを目指す生徒・中学生の進学先として、選ばれるようになりました。
通信制高校は全日制や定時制と比べて、自分自身の時間が多く取れるという点が大きく違います。ここが、大きなメリットの1つといえるのではないでしょうか。
通信制では、月に2~10回のスクーリングとレポート提出、試験がありますが、これ以外の時間は生徒の自由です。アルバイトや、趣味を極めるもよし。アスリートや芸能活動を行っている方など、学校に定期的に通うのが難しい人でも高校卒業を取得することが可能です。
また「自分は早朝の勉強がはかどる」という人は、朝6時から2時間勉強をしてから朝食をとるなど、自分の生活スタイルにしっくり合った学習スタイルを築くことができます。勉強する時間とリフレッシュする時間を上手に配分すれば、一斉授業よりも効果的に学習を進められるでしょう。これは全日制高校の生徒には絶対にできない、通信制高校ならではの大きなメリットといえます。
高等学校の分類として、学年制と 単位制 という括りがあります。
学年制の場合、1年ごとに修得すべき単位が決まっていて、もしも修得できなければ次の学年には進めません。
これを一般的に留年、公式には原級留置と呼びます。
留年をしてやり直す場合、前年に取得したほかの単位もすべて無効になり、その学年での学びを一からスタートさせなければいけません。
一方、単位制高校は、卒業までにトータルで74単位以上を取得すればよいという考え方です。 年ごとの区切りがないため、留年自体が存在しません。
一方で通信制高校は、毎日学校へ登校する必要はなく、レポートやテストを郵送やパソコン通信で行うことによって高卒資格を取得します(ただし年に一定期間「スクーリング」という面接指導があります)。このような特徴があるため、自身のライフスタイルに応じて学習計画を立てられる点が通信制高校のメリットといえます。
通信制高校の中には、現役のプロを講師として招いて授業をしてくれる学校もあります。科目はデザイン、美容の他、製菓、声優、医療関係など、学校によってさまざま。高卒資格を目指しながら将来の仕事に向けて知識をつけ、経験を積むことができるのが魅力です。
福祉やペット関連、美容師など、高校在学中に専門性の高い技量の修得や資格の取得を目指す人に、自分に合った学習時間の管理ができる通信制高校は最適な環境を実現します。全日制の普通教育だけの勉強ではかなえられない、より大きな夢や高い目標への近道が、通信制高校にはあるのです。
通信制高校を卒業すると、高校卒業の資格を得ることができます。通信制高校の学習内容は、全日制高校と比べると簡単な学校が少なくありません。しかし社会に出ると、全日制高校と通信制高校の卒業資格は同じものとして扱われます。
高校を卒業すると、大学や専門学校などの受験資格が得られます。また、必要資格に高卒以上を提示している求人に応募することもできます。どんな高校を卒業しようとも、高校卒業の資格に違いはないのです。
全日制や定時制高校では、学校に行ってカリキュラム通りに勉強を行うことで高校を卒業できます。
しかし、通信制高校は基本的に自学自習。
レポートも自分で教科書を見ながら作成しなければなりませんし、そもそも誰かが勉強時間を決めてくれる訳ではありません。自分で勉強時間を確保し、自ら学習に取り組む必要があります。
これが大変で、通信制高校に何年も在学している人や、登校しなくなる人も少なからず存在します。
全日制の高校ならとりあえず登校して授業を受ければ、よほどテストの成績が悪いなど問題がない限りは卒業できます。また、勉強も学校が時間割を組んでくれますし、先生が授業を進めてくれます。いわば「受け身の姿勢」でも3年間のカリキュラムを終えることができます。
やる気がないしかし、通信制高校は課題(レポートなど)を提出することと、数日の登校(スクーリング)に出席し、試験に合格することで卒業という形を取っています。一見楽なように見えますが、実はこれには厳しい自己管理が必要です。
通信制高校に通う人には、中学時代に人間関係が上手くいかず、学校へ通えなかった人も多くいます。
通信制高校は平日に必ず登校する必要がないので、人間関係で苦労している人にとってはありがたい環境かもしれません。
しかし、卒業後のことを考えてみましょう。
卒業後に進学するにせよ、就職するにせよ、人とまったく関わらなくてもいい状況はめったにありません。何らかの形で人とは関わらなければいけないのです。
昭和60年、日本初の本格的な大検専門予備校として創設された「第一高等学院」 からスタートした第一学院高等学校は、「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念とし、「生徒第一」の想いを大切に、生徒一人ひとりの高校卒業から進学・就職等の希望進路実現を支援する通信制高校です。
全国の主要都市を中心に52のキャンパスが、大阪府にも2箇所にキャンパスがあり、通いやすい学校を選べます。(2019年4月大阪本町キャンパス開校予定)
12のコースが用意され自分の興味や関心、進路、目標にあわせて選べるのでマイスタイル・マイペースで目的の実現が可能です。
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