文部科学省の調査によれば、ここ数年、通信制高校の生徒数はおよそ18万人前後を推移しています。これは各年度の5月1日時点での生徒数ですが、通信制高校は年度途中の入学者が多いため、実際には20万人程度が在籍していると考えられます。

たとえば、2017年度には全日制・定時制・通信制高校を合わせた生徒数は345万人でしたが、その内訳は次の通りです。

全日制高校 318万人
定時制高校 9万人
通信制高校 18万人

このように、今や定時制高校よりも通信制高校の生徒数の方が多くなっているのです。実際、かつては全日制高校に併設されていた定時制高校が次々と廃止されていく一方で、とくに平成時代になってから通信制高校は着実に増えています。