会社の経営戦略は常に失敗するリスクを孕んでおり、それは様々な場面に共通しています。
設備投資、商品価格、新商品の開発、M&A、海外進出、事業承継など様々な経営戦略は会社の行く末を大きく左右するものであり、そこに伴うリスクも会社の経営に大きく影響するものなります。
損害賠償保険に加入して会社経営のリスクを減らそう
どのような会社でも、経営リスクは多数存在します。裁判への発展や、多額の損害賠償請求に追われないためにも、正しいリスクマネジメントを行う必要があるでしょう。そして、その1つとして損害賠償保険への加入が挙げられます。今回は、会社経営のリスクに焦点を当てながら、損害賠償保険について紹介していきます。
経営不振や売上低下などによって経営状態が悪化することは、経営者の誰もが恐れるリスクだといえるでしょう。
財務的なリスクは大きな事業の失敗だけでなく、放漫経営や景気の変化などが原因になることも考えられます。
日々の資金繰りを見直し、融資の返済なども滞りなくできるようにしっかり管理することが重要です。
パソコンや機密情報の挟まったファイルを外部に持ち出してどこかに置き忘れた、紛失したという事件。特に書類、USBメモリなどの紛失が多く、盗難にあった際に企業が受ける影響はとても大きなものになります。
社員のパソコンにコンピュータウィルスが侵入し、情報が流出するといったケース。事件の数はそれほど多くありませんが、個人情報など1度に流出する件数は数万件から数百万件と被害が大きいことがサイバー攻撃の特徴です。これを防ぐには、企業のセキュリティ体制を強化するしかありません。
・火災リスク
火災へのリスクには保険などの手配で備えている企業がほとんどですので、それに併せて火災が発生しない対策を実践していくことが重要になります。
・地震リスク
地震対策には管理体制と耐震対策の両面が必要になります。
・事業継続リスク
企業は事故や災害などで事業が中断するリスクにさらされています。
万一の事態に備えて損害の最小化、事業早期復旧のための事業継続マネジメントや事業継続計画が重要になります。
・サプライチェーンリスク
自社の商品管理の実態を十分把握して、全体的なプロセス管理を強化することが必要です。
・苦情のリスク
苦情対応は一歩間違うとネット等を通じて批判や風評が拡大するリスクがあります。
【環境型セクハラ】
性的な関係を直接的に要求することはなくても、職場内で性的な発言・行為をして、働く人たちを不快にさせ、職場の環境を損なうもの。
マタハラとはマタニティハラスメントの略語で、就業中の女性が妊娠・出産・子育てなどをきっかけに、職場において精神的かつ肉体的な嫌がらせを受され、不当解雇・雇い止め・給料減などの不当な扱いを受けることを言います。
主に職場の上司などから受けるハラスメントとされていますが、最近では同僚から受けるケースもあり、厚生労働省の2016年「都道府県労働局雇用環境・均等部(室)での法施行状況」によると、セクシュアルハラスメントや婚姻、妊娠・出産等を理由とする不利益取扱いに関する相談が21,050件も寄せられています。
人保険料も確かに重要なポイントですが、以下3点のチェックは必須です。
どんな損害をカバーしているのか?
補償は充実しているのか?
何か不利な条件はないか?
例えば、周囲で発生した火災が工場に燃え移った、従業員が自動車を運転中に交通事故でケガをした、事務所に空き巣が入ったなど、突発的な事故や災害、事件に常日頃から備えておくことは、どのような業種の法人であれ基本中の基本といえるでしょう。
法人向け賠償責任保険は、さらに業種や業界団体の性質に応じて、細かな補償内容が用意されています。
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