ファクタリングのデメリットは?

資金調達の一手段としてファクタリングは有効であることは間違いありません。
しかし、メリットがあればデメリットもあります。
 
ファクタリングのデメリットについてまとめてみました。

FC2USER817540IIM さん

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利用する前に確実に把握しておきましょう!

売掛債権を他社に売却?!倒産するのか?!

世界的にはファクタリングは「売掛回収をアウトソーシングする」意味合いが強く、即座に経営状態が悪化しているとはみなされないのですが、日本ではまだまだファクタリングが浸透していないので誤解が生まれやすいというのが実情です。

海外で主流となっている3社間ファクタリングの必須条件
・売掛先の承諾を得る必要がある
 
これをクリアするためには通知する必要がありますよね。
 
 
互いに信用できる相手と認めて取引を行なっているところに、知らない他社が絡んでくることを想像したら、
 
「おいおい、大丈夫か?」
と勘繰りたくなる人もいるでしょう。

あらぬ噂が立ってしまうのは本当に困りますね。

「売掛金を先に回収しないとやってられないほど経営状態が悪化しているのか?」と、思われてしまったら?!
 
 
「まるで【風評被害】のような状況になってしまい受注が減っていくかもしれない。」と危惧したくなるのも仕方ありません。

3社間ファクタリングによるデメリットのひとつは、経営状態を危惧される可能性があること。

ファクタリングを利用する前に売掛先へ説明をするなどで、誤解を回避することは可能です。
 
それでも不安な場合は2社間でファクタリング契約を結ぶこともできます。

日本ではまだまだ2社間ファクタリングを選ぶ企業が多いという現実は、このような誤解を招きたくないという恐れがある証拠かもしれませんね。

こちら側の意図が正しく伝わるかどうか、不安ですよね。

2社間ファクタリングを選ぶと

売掛先に誤解されたくないので2社間ファクタリングを選ぶのも手です。
ただ、3社間ファクタリングに比べてデメリットが増えてしまいます。

最大のデメリットは【ファクタリング手数料が高くなる】ことです。
 
3社間であれば売掛先からファクタリング会社へ支払いが行われますが、2社間だと依頼主に売掛金が入金されます。
・もし使い込まれたら?
・もし倒産したら?
そうなったら売買債権の買取金は先に支払っているのに回収することができなくなる。
 
事前に審査に受かってファクタリング契約を結ぶのですが、そのリスクを手数料として上乗せするんですね。

手数料相場には大きな幅が・・・。
3社間ファクタリングだと1~5%が相場なのに、2社間だと6~40%。

2社間ファクタリングでも依頼主の信用度が高い・利用回数が増えて信用度が増したなどで手数料が安くなることもあります。

他にも、2社間ファクタリングでは売掛債権が他社に渡らないようにするために、債権譲渡登記が必要です。
(3社間の場合も必要ですが、債権譲渡同意を証明でれば登記の必要がない場合もあります)
 

入金があったと安心してもいられない

2社間ファクタリング契約において契約の主体は依頼主になるので、その分責任も大きくなります。
 
【売掛先への通知はしない】というメリットは、デメリットになる可能性も・・・。

2社間ファクタリングでの売掛金の入金先は基本的に依頼主です。
 
なので、回収が遅れないように管理するのも依頼主です。
 

依頼主はすでにファクタリング会社に買い取ってもらっているので、もう手が離れた感覚を感じるかもしれませんが、実際にはまだ完了していないのです。

まだまだ安心していられなかったんだ

回収が遅れるなどでファクタリング会社への振り込みが遅れると何が起こるのか?
 
 
もしも選んだファクタリング会社の質が悪かった場合、売掛先に「債権譲渡通知」が行われることがあります。
 
 
せっかく信用を傷つけたくなくて2社間ファクタリングを選んだのに、少しの遅れで通知が行ってしまう事態に。

どのファクタリング契約にも該当するデメリットではありませんが、十分に注意したいところです。

3社間ファクタリングの方がリスクは低いけど

売掛先に誤解を与えてしまいかねない、という大きなデメリットはありますが、経営不安を与えない努力をすることで回避できる可能性もあります。

互いに普段から不安を与えない取引が出来ているか?によっては、突如ファクタリング契約を持ち出したとしても、説明もしやすく誤解のない取引が続けられるでしょう。

3社ファクタリングは審査対象は売掛先がメインになるので、2社間契約よりも審査が通りやすいというメリットがあります。
 
ただ審査は通りやすいのですが、デメリットも存在します。

3社間ファクタリングは即日対応はほぼ無理

当たり前の話ですが、契約主体が3社になるため契約内容確認や承諾にも時間がかかり、当日即対応というのは難しいです。
 
2社間ならスムーズに入金まで移行できるところを、3社間は各社の対応次第でかなりの日数がかかることも。

急な資金繰りに用立てるためにファクタリングを利用したいのに、時間がかかっては意味がない、ということもあるでしょう。
 
もし3社間ファクタリングを利用したいのなら、ファクタリング会社の選定・売掛先への説明など、同時進行で行う必要があります。
 
必要書類もすぐに出せるよう、日ごろから管理が大切ですね。

間に合わなかった・・・
 
次からはちゃんと準備しておこう・・・

注意しなければいけないことも

これはデメリットとは言えませんが、要注意!!なことなので入れておきます。
 
 
ファクタリング会社は融資するのではなく買取をする業者。
なので貸金業法の規制対象外なんですね。
 
 
規制対象外という抜け穴を利用して闇金融会社がファクタリング会社を名乗っているケースも確認されているそうです。
 
 
通常だと高くて40%の手数料に対し、これらの業者はそれ以上、90%という法外な手数料を請求する場合も。
 

他にも怪しい点はたくさんあるので、チェックしてみてください。

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