良性腫瘍自体に痛みといった症状はありません。
しかしイボの組織が大きくなると場所によっては痛み出すことがあります。
特に尖圭コンジロームは場所によっては痛みの他、かゆみといった症状も出てくることがあります。
体のさまざまな部分に発生するイボ
イボは体のさまざまな部位に発生します。
しかし、なぜイボが出来てしまうのでしょうか?
治療方法はあるのでしょうか?
今回はイボに関する疑問についてまとめてみました。
イボと聞けば、どのようなものか想像することは容易でしょう。
しかし、どのような症状が出るのかなどは知らない人も珍しくありません。
こちらでは、イボの症状について集めてみました。
アクロコルドンやスキンタッグといった老人性イボは首回りなどに広がることがあります。
イボのサイズが小さくても数が増えて広がると目立ってきます。
ウイルス性イボを指で触り、その指で他の部位を触るとうつることがあるため、触らない方が良いです。
イボは大半が良性の腫瘍なので、多くの人は見た目の改善のための治療をしています。
しかし、場合によってはイボに皮膚ガンや子宮頸がんの可能性が潜んでいることがあるので、次のような症状が疑われる場合は早期に病院で診察を受けましょう。
いわゆる「水いぼ」のこと。プールを介して子どもがかかりやすく、夏場はとくにかかる人が増えるイボです。接触感染で伝染し、1か月ほどの潜伏期間があります。
そのまま放置しておくとイボが大きくなるとともに、増殖しまうのが特徴。免疫ができるとウイルスが減退し、半年~1年ほどで自然治癒しますが、見た目が気になる人は液体窒素などで治療していくことになります。
「尋常」の名がつくように、もっとも一般的なイボ。ウイルス性(ヒトパピローマウイルス)で、突起状のイボを除去するだけでは再発してしまうのが特徴です。はじめは1mm四方ほどの小さな粒状で、徐々に成長して数か月後には1cm~に。治療はとくに希望がない限り、通常は液体窒素で治療していきます。
液体窒素による治療は時間がかかるので、ヨクイニンも併用すると効果的。
30代になると増えはじめる、加齢によってできるイボで「老人性イボ」とも呼ばれます。80歳を超えると、ほぼ100%に近い人にできるものです。紫外線が大きな影響を与えているといわれていて、ダメージを負った皮ふが機能を回復できず、新陳代謝能力が衰退してしまうのが原因と考えられています。
小さなポツポツが首まわりや胸もとにできやすいため、重点的なケアが必要。
ウイルスが原因でできてしまうのです。「ヒトパピローマウイルス」、別名「ヒト乳頭腫ウイルス」と言われるウイルスが、小さな傷口から皮膚に入り込み感染してイボとなって現れるのです。このウイルスはなんと100種類以上もあり、そのほとんどが放っておいても自然治癒する良性のものです。
ただ、どんなイボでも感染の可能性があり、まれに悪性のものもあるので、発見次第できるだけ早めに治療をするのがよいでしょう。
イボには「親イボ」と「子イボ」というものが存在するといわれています。治ったと思っても再発しやすいのは親イボを撃退していないからだそう。一番最初にできたイボが親イボで、そのイボを根っこから撃退すると子イボも自然と治るそうです。
真偽の程は定かではありませんが、イボを刺激することで内在していたウイルスを、まわりの皮膚に広げてしまい、イボの数が増えてしまうことは多々あります。
外界からの感染だけではなく、免疫力の下がった時に自身の体内に存在するヒトパピローマウイルスによってイボが出現することもあるので、特定はますます難しいというわけです。ただ、明らかにイボができていると判明した場合は、家族間でのタオルやマットの共用は避けるなどの予防策を行ってください。
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