なぜ怖い話は人気があるのか?心理学を元に理由をひも解く

夏になると怖い話をしたくなりますよね。
怖いと思いながらも、ついつい聞いてしまうものです。

そこで今回は、怖い話が多くの人々を惹きつける理由も紹介していきますよ。

また、より恐怖感を出すための話し方や恐がらせるポイントなどもチェックしていきましょう!

Marshall53 さん

3713 PV

心理学で怖い話が人々を惹きつける理由が分かる!

どうして怖いと思いながら怪談話などを好んで聞く人が多いのでしょうか?

その理由は心理学と関係があるみたいですよ。

私たちの意識のうち、この潜在意識の領域が90%以上を占めると言われています。

つまり、私たちの選択や行動のほとんどが、潜在意識の影響を受けているということ。

基本的に人間は潜在的に恐怖を求めていると言われています。

そのため、怖い話やホラー映画に興味をそそられるのです。

「そもそも人は、恐怖対象に対して強い関心があるんです」と山根さん。

 例えば断崖絶壁。怖いと分かっていても崖の下をのぞきたくなる。このように、恐怖と好奇心は本能的に共存しているのだそう。

 映画や怪談は「安全が保障された恐怖」。逃げなくていいと分かっているだけに、正体を見たい、接近したいという好奇心が強く湧いてくるのだとか。それも怖ければ怖いほど…。

 「怖くないと分かっているお化け屋敷にはお金を払ってまで入りたくないですよね。いきなりうわっとお化けが出現するワクワク感を求めるんです」

心理学者によると、ホラー映画を観るのは、バンジージャンプなどの極限スポーツと同様に、自分の限界を試して乗り越える1つの方法らしい。

「ホラー映画やホラーゲームが子どもに大人気なのも、それが理由と考えられる。子ども時代は、自分の限界を試す時期だ。大学に行くような年齢かそのあとぐらいになるまでに、人は十分に自分の限界を試しつくす。それから、より実質的な方面での発達に向かう」とカンザス州立大学の心理学者、Leon Rappoport氏は言う。

人は、本能で怖いものを見たいと思う心理があります。

ですので、ホラー映画が好きな人が多いのです。

本能が怖さを求めているのです。

とても怖いホラー映画を見て一度は「見なければよかった」と思っていてもついまた「やっぱりホラー映画が好きだから見たい」と思ってしまいます。

人間は、深層心理の部分で恐怖を求めているんです。

これで、怖いものが好きな人が多い理由も分かりましたね。

話し方を工夫すると恐怖感がアップ!

怖い話好きの中には、友人などに怪談話を披露するのが好きな人も多いですよね。

怪談話をする時は、話し方を工夫するとより恐怖感もアップしますよ。

1、「誰」が「どこ」にいるかを最初に提示

2、登場人物の役割をハッキリさせる(霊感が強い など)

3、場所の光景、登場人物の気持ちを細かく伝える

「霊感が強い」とアピールする場合は、倒置法で因果関係を説明します。
※下記の( )内は客観的な話にした場合です。

例: 「急に『肩が重い』(って言うのよ)。人を乗せている感じがする(って)。三、四歳ぐらい子供を…」
例: 「夜中に金縛りになる(って)。足元のほうからミシミシ音がする(んだって)。足首を握りしめられているみたいで異様に痛くなる(らしい)…」
例: 「塩を持ち歩いているけど(って)。帰りに撒く(んだって)。撒かないと家の中まで上がりこんでくる…」
例: 「数珠を持ち歩いている(らしいのよ)。ひっぱらなれないようにする(んだって)。階段とか踏切とかで急にグイって…」

話し方ひとつで、今までよりも人を怖がらせることができるんです。

演出などのポイントを押さえるともっと怖くなる

怖い話をする時は、話し方だけではなく演出などにも力を入れてみましょう。

ポイントを押さえておくことで、より相手に恐怖感を与えられるようになりますよ。

真っ暗にする

人は先がわからないことに恐怖心を抱きます。

怖いBGMを流す

怖いBGMはお化け屋敷には必須!テーマやお客さんの行動に合った効果音を流すと効果的です。

部屋を暗くしたり、恐怖を煽る音楽を流すのも効果的ですね。

ばけたんとは、近くに幽霊がいると感知して知らせてくれる小型ゴーストレーダーです。

「ばけたん2」、「ばけたんストラップ」といくつか種類がありますがそのほとんどは生産終了しており、手に入れることができるのは最新機種の「ばけたんRE:(アールイー)」。

お化けを探知できるアイテムを使うと、近くに幽霊がいるような気になりますね。

怖い話の途中で探知機が反応したら、きっと盛り上がります。

工夫しながら怪談話をより一層楽しむ!

心理学的に、人間は怖い話が好きなようですね。

怖い話が好きな人は、話し方や雰囲気作りなどにも工夫してみましょう。
今までよりも怖さがアップするはずです。

きっと、あなたの怖い話に皆が夢中になりますよ。

  • 1