老後の生活が快適に?老後に住み替えるという選択肢

30代くらいでマイホームを買って、老後もそのまま住み続ける。
このように考える方がほとんどだと思います。
しかし、最近は老後に家を住み替える人が増えているんだそうです。
老後に住み替えをするメリットは、一体どこにあるのでしょう?

Sinora42 さん

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住み替えをする“シニア層”が増えている?

ある程度の年齢になったらマイホームを購入し、老後までその場所で落ち着く。
今、このような考えが変わってきていると言います。

在職中に住宅ローンを組んで家を購入し、定年までにローンを払い終え、引退後は「終の棲家」(ついのすみか)として終生住み続ける――。そんな価値観が主流だったのも今は昔。高齢化やライフスタイルの多様化によって、引退後に住み替えをするシニア層が増えている。

国分寺駅北口ツインタワー竣工とのこと。マンション部は国分寺市と近隣市からの引っ越しが多く5割、住み替えシニア層が多いようで60代以降が3割。投資目的やセカンドハウス等としての購入は2割と多め。賃貸物件が複数出ているのはそのためみたいです。

シニア層が住み替えを意識するタイミングとしては、子どもの独立後が特に多いそう。
自宅の老朽化や不便さ、部屋を持て余してしまうといったことが主な理由になっています。

住み替え理由としては、持ち家一戸建てから分譲マンションや賃貸住宅等への住み替えの場合は「『子供の独立』、『老朽化』、『利便性』が多く挙げられている」こと、住み替え時の年齢別に見た場合は「年齢が上がるにつれて『子供の独立』、『利便性』、『病院やケア施設の近く』、『バリアフリー』、『耐震性』の割合が高まっている」ことから、同協会では「子供の独立や家の老朽化を一つのきっかけとして、利便性や安心安全を求めたコンパクトな分譲マンションや賃貸住宅等への住み替えが進んでいると考えられる」としている。

シニア世代になると「広い庭の手入れが大変になってきた」、「子供が独立して部屋を持て余すようになった」、「階段の昇り降りが億劫になってきた」という悩みも多いもの。そのため、郊外の一戸建てを引き払い、都市部のマンションへの住み替えを考える人が増えるのでしょう。

まだ自分自身に体力があって、子どもがいるうちは郊外の一戸建てやファミリータイプのマンションの方が住みやすいでしょう。

マイホームを購入するときにも、“家族で住みやすいこと”を重視しているはず。
しかし、そのような住まいは夫婦2人だと住みにくく感じることが多いのです。

老後住み替えは都心のマンションが人気

老後住み替えは、一軒家よりもマンション、それも利便性のいい“都心のマンション”への住み替えが多いそうです。

また、老後の生活の安心感を重視して、早いうちから“シニア向け住宅”に住み替えをする人も。

こうした住宅に住み替えることのメリットを見ていきましょう。

■老後に都心のマンションで暮らすメリット

まず、一軒家よりもマンションへの住み替えが多い理由ですが、これは予想しやすいでしょう。

ワンフロアで階段の上り下りがなく、掃除が楽。部屋数が少なく・狭くなることで、余計な家具が必要なくなったり、光熱費が抑えられたりします。

続いて都心に暮らすメリットですが、一番は利便性のよさ。
スーパーや病院など、生活に必要なものが徒歩圏内にあると本当に楽です。

車を出したり交通費を掛けたりしなくても行ける場所が多いと、自宅に引きこもりにくく、健康的な生活に繋がるとも言えます。

郊外の広い一戸建てから都心のマンションに住み替えた場合、光熱費や庭の維持管理費、また移動手段の中心だった車関連の費用などをコストダウンできることは、前回お話ししました。

老後住む場所として、最近では「ウォーカブルタウン」への注目度が高まっています。

「ウォーカブルタウン」とは、住まいから徒歩圏内に生活に必要な施設がそろっていて、自分の足で歩いていける街のことをいいます。

老後こそ都会のマンションがいいです。私はもともと一人で家にいるのが大好きで、車の免許もないので、気を抜くと引きこもりがちです。

今のマンションは、交通の便がよく買い物にも便利ということで選びましたが、大正解でした。出かけるのが面倒でなくなり、少しは外交的になりました。

若いうちは、「年を取ったら穏やかな田舎で暮らしたい」「老後に都心暮らしは疲れそう」と思ってしまいますが、実際は逆。

だんだん歩くのが億劫になってきたり、車の運転ができなくなったりすることを考えれば、徒歩圏内にあらゆるものが揃っている都心暮らしの方が楽なのです。

■安心感で選ぶならシニア向け住宅

老後の暮らしをさらに安心に、と思うなら“シニア向け住宅”が一番でしょう。

「今まで子どもの近くに行って看てもらおうと、お金を残すことばかり考えてきたが、高齢者住宅へ入って子どもには負担をかけない方がうまくいきそうな気がしてきた」

一言で「シニア向け住宅」といっても、「シニア向け分譲マンション」や「サービス付高齢者向け住宅」などさまざまな種類があります。

「介護されるようになってから」というイメージを持たれている方も多いですが、実際は介護認定がなくても入居でき、自宅と同じような生活ができるところも多くあります。

自由度が高く、外出、外泊はほぼ自由です。居室にキッチン・浴室、洗濯機置き場が備え付けてあるため一人ぐらしの万が一が心配という方にはとても良い住まい。介護付きや住宅型にはない自由度です。もちろんご友人やご家族が遊びに来るのも自由です。

安否確認も行い、スタッフが24時間常駐しています。定期巡回を実施、受付には24時間スタッフがあります。夜間に万が一なにかあった場合サポートを行い、救急車の手配なども行ってくれます。

このような住宅ではシニア向けのサービスが付きますから、同じような立地・間取りの普通住宅よりも費用が掛かります。

資料請求や説明会への参加で、具体的にどれくらいの費用が掛かるのかを確認してから検討した方がいいでしょう。

■持ち家はどうする?

持ち家にお住まいの場合、住み替えにあたって持ち家をどうするか悩んでしまいますよね。

子供が独立してマイホームを持て余してしまうことも考えられる老後生活。

持ち家がある場合、売却するか賃貸物件として貸し出すか、住み替えをするにも大きく2つの選択肢があります。

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