昭和のニュース動画:昭和46年12月「こちら119番」

昭和のニュース動画を調べてみた:[昭和46年12月] 中日ニュース No.933 2「こちら119番」

FC2KSKY さん

62 PV

ナレーションでは「6分30秒に1件の割合で火災発生し昨年だけでもおよそ1600名もの尊い人名が失われた」とある。

平成28年
火災件数:3,982件
焼損床面積:17,529平方メートル
火災による死者:83人
火災による傷者:853人
救助件数(誤報・いたずらを除く):21,980件
危険排除件数(誤報・いたずらを除く):5,773件
緊急確認件数:7,932件
救急件数:777,382件

平成28年の東京消防庁のデータによれば火災件数は3982件、火災による死者83名で、それより過去のデータを見ると火災件数は年間4000件程度で推移し死者も100名以下となっている。

平成12年中では、6,938件の火災が発生していましたが、昨年は、5,601件で、約1,300件減少しています。昭和40年代では、約9,000件の火災が発生していたことから見ると、火災件数が大きく減少していることがわかります。

しかし、一方で、火災による死者は、ほぼ横ばいとなっています。

火災による死者の8割は住宅火災から発生しています。死者の発生した主な出火原因は、 「たばこ」 「電気ストーブ」 「ガステーブル」 「石油ストーブ」などがあげられます。

ややニュース映像と齟齬があるがいずれにしても昔は火災が多かった。

火災原因としてはやはり多いのが、たばこの不始末であるのは共通している。一方で冬場の暖房器具も多い。ただ子供の火遊びは昔と比べて減ったのだろう。

田畑百貨店火災(たばたひゃっかてんかさい)は、1971年(昭和46年)5月12日に千葉県千葉市中央(現・千葉市中央区中央)2丁目に存在した百貨店で発生した火災事故である。

ニュース映像内にある百貨店の火災とは田畑百貨店火災のこと。映像ではたばこの不始末と言われるが、原因そのものは不明。

新建材やプラスチック製品の増加にともない、炎との戦いではなく煙との戦いになってきました。

煙の中には塩化水素、シアン化水素、アンモニアなどの有毒物質を多くの場合含んでいます。中でも、最も発生量が多く、どんなものが燃えても共通して発生するのが一酸化炭素(CO)です。

ニュース映像内では新建材についての問題にも言及している。新建材では石油系の素材(プラスチックやスチロール、ビニール、ポリエステル)で作られたものも多く、これらが火災時に有害なガスを発生させる。このため現代の火災では焼死よりも一酸化中毒死の方が多い。

映像で出てきた火災の場所

大昔だから通報した人もいないと思うので調べてみた。

1件目の通報は「にしこうじや4の7か8」と聞こえる。調べると東京都大田区西糀谷4丁目。7か8か言い間違えてるのは、お墓があるのが8番地、燃えてる家が7番地だからかな?お墓は今もある。

2件目の通報は「荒川区南千住5丁目18」
3件目の通報は「大田区南雪谷5の9の1」

いずれの場所も新しい家が建っている。


いずれにしても火災の時は慌てず正確に場所を通報できるように心がけましょう。

  • 1