ヤミ金の種類まとめ

ヤミ金の種類と問題まとめ

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闇金とは、ヤミ金、ヤミ金融などとも呼ばれる国や都道府県に貸金業登録を行っていない貸金業者のこと。また、正規の貸金業登録をしているにもかかわらず、出資法に違反する高金利を取る業者のことを指します。人権を無視した取り立てや恐喝、嫌がらせをするケースもあります。

ヤミ金被害は、2003年をピークに減少傾向にありますが、現在でも形を変えて多重債務者や借入れが困難な人を狙っています。
警察庁のデータでは、2003年の検挙事件数は556件、検挙人数は1246人、被害総額は322億3639万円でしたが、2011年の検挙事件数は366件、検挙人数は666人、被害総額は5516万円でした。2014年の検挙事件数は422件、検挙人数は558人でした。
また、弁護士会への相談件数は2002年に4,351件、ヤミ金に関する相談の割合は全体の24%でした。
2011年の相談件数は、223件、ヤミ金に関する相談の割合は全体の9%となっています。

このように、闇金に関する被害は以前に比べて少なくなってきていますが、闇金業者は形態を変えて、あらゆる手口で多重債務者をはじめとする利用者をカモにしようと狙っています。
闇金は、法律でどれだけ規制をしても、利用者から暴利を貪ることを目的として、常に社会にはびこり続けているのです。

ヤミ金の種類

090金融とは、固定電話の連絡先を持たず、携帯電話やPHSなどの連絡先だけをDMやチラシに掲載し、融資を行う違法金融業者のことを言います。
携帯電話の番号だけで営業していることから、090金融と呼ばれるようになりました。

ソフトヤミ金

ソフトヤミ金という名前が付いているので、ヤミ金のような厳しい取り立てや追い込み、そして威圧的な恫喝や嫌がらせを行うなどの怖いイメージがありますが、ソフト闇金の電話対応は非常に丁寧な語り口で、借主からの問い合わせにもよく耳を傾けてくれます。

場合によっては相談に乗ってくれたり、アドバイスを行うなど、真摯な対応をしてくれると利用者に印象づけさせます。

紹介屋とは、申込者に対して「自社で融資することは出来ないが、知り合いの関係業者に融資してもらえるよう頼んでみる」などと言葉巧みに誘導し、融資先を紹介するという手口を装い多額の手数料を得る業者のことを言います。

システム金融

破産者や多重債務者を主にターゲットにしているヤミ金融や、学生や主婦などをメインターゲットにしているソフト闇金とは異なり、主に中小企業の自営業者をターゲットにしています。

銀行などの金融機関から貸し渋りに遭い、融資を受けたいけれど受けることが出来ず資金繰りに困っている中小企業経営者に対し、ファックスやダイレクトメールなどで融資を持ちかけます。

システム金融は、単独の違法金融業者ではなく、大元の経営者がもつ複数の違法金融業者がグループを形成し活動しています。

整理屋とは、多重債務者の弱みにつけ込んで「借金を整理して返済しやすくしてやる。」などと持ちかけ、高額の手数料を取ったり、返済金を騙し取ったりする違法業者のことを言います。

一見して、債務整理をして救済してくれるような雰囲気を装っていますが、実際は債務者を食い物にすることだけを考えています。

押し貸しとは、貸借契約をしていないのにも関わらず、勝手に自分の銀行口座にお金が振り込まれ、その後暫くして法外な利息を請求するという闇金業者の手口です。

増額融資と言って何度も振込んだり、完済後であっても入金してくるケースもあります。

カラ貸しとは、契約もお金の融資もしていないのにも関わらず、支払いの請求・取立てを行う闇金業者の一種です。

つまり、被害者は一切お金を借りていないにもかかわらず、理不尽に取立てに遭うことになります。

その実態は、一方的に電話やメールなどで取立て行為を行う、架空請求業者に近い存在といえます。

無登録業者とは、実在する貸金業者を装って融資の勧誘を行う闇金業者のことを言います。

正規の金融業者の会社名や商号、貸金業登録番号、所在地などを不当に騙り、営業を行っている悪質な違法業者です。

ヤミ金は様々な種類、手口で利用者を募りますが、その中で最も被害が多いのがこの無登録業者(登録詐称業者)だと言われています。

チケット金融

チケット金融は、新幹線や高速道路の回数券など、換金性の高いチケットであればなんでも販売します。チケット金融の他にも、「金券金融」という名称でも呼ばれています。

チケット金融は、利用者に対して新幹線の回数券などを代金後払いで正規の値段で販売し、チケット金融が提携している、もしくは経営している金券ショップで5割~8割引きで換金させます。

チケット金融が行っている行為は、金銭の貸借ではなく、チケットの売買・転売だという建前で営業しています。そのため、貸金業ではないというのが彼らの言い分です。

リース金融は、リース契約を装う形で、融資希望者の家具や自動車を担保にとります。

そして、担保に取った家具や自動車を、元々の持ち主である融資希望者に対してリース料を取って貸し出します。

融資希望者は、今まで使っていた家具や自動車をそのまま使い続けることが出来ますが、返済が滞ると、リース金融は家具や自動車を引き上げて転売し暴利を得ます。

買取屋とは、申込み者にクレジットカードで買い物をさせ、その商品を安価に買い取る業者のことを言います。

買取屋に申し込むと、買取屋が指定した商品をクレジットカードを利用して購入することになります。商品は主に、家電量販店の売れ筋人気家電である場合が多いようです。

申込み者は、買取屋を利用すると、すぐに商品を買取って貰えるため、その日の内に現金を手にすることが出来ますが、後日クレジットカード会社に対して商品の購入代金を支払わなくてはいけません。

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