食卓を美しく彩る、テーブルコーディネートに興味があるなら!

季節・行事・料理など。その時々のテーマによって食卓を彩る。
テーブルが美しく彩られていれば、食事もより一層美味しく感じますよね!
今回は、そんなテーブルコーディネートの魅力についてまとめ。

長野博子 さん

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テーブルコーディネートって?

テーブルコーディネートとは

さまざまなテーブルウェア(和洋食器・グラス・キッチン用具・テーブルクロス等)や酒瓶、花、ライト等で食卓を飾り、家族や来訪者をもてなすためにテーブルをコーディネートすること、またはその展示。

テーブル周りの食空間全般を扱いますが、近年各地で開催されている展示会では
1.テーブルウェア等を主体とし、料理を盛りつけないタイプ
2.テーブルウェアの上に擬似的な料理を盛りつけるタイプ
3.テーブルコーディネートを行ったうえで実際に食事会を行うもの

と、三種類に区分されています。

テーブルコーディネート基本の3大要素

第一の要素「アイテム」は3種類あります。

テーブルリネンとは食卓で使う布の事です。
テーブルクロス、アンダーテーブルクロス、テーブルマット、ナプキンなどがあります。
テーブルをしめる面積が多いクロスの素材と色選びは大切です。クロスを変えただけでテーブルの印象ががらりと変わるんです。

食器、カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン)、グラスなどが必要。
一人一人が食事をする時に使うテーブルウェアと、料理を取り分ける時に使うサーバーのようなサービス用のテーブルウェアの2種類に分類でき、それぞれ、パーソナルアイテム、サービスアイテムと呼ばれています。

テーブルを飾る装飾品のことをフィギュアーといいます。フィギュアーは食卓演出には欠かせないもので、テーブルの上の雰囲気作りに役立ちます。
ソルト&ペッパー、ナプキンリング、キャンドル、キャンドルスタンド、陶磁器製の人形など。
また、食卓を飾る花やフルーツも、コーディネートの大切な要素です。特に、テーブルの中心を飾るものは、センターピースと呼びます。

第二の要素「ルール」は、
主にセッティングの決まり事です。

この法則は和食やエスニック、中華などさまざまな食卓にも応用可能です。
また、ルールは楽しく美味しく食事をいただくためにあるという点を念頭においておけば決して堅苦しいものではないんです。

•テーブルリネン、テーブルウェア、フィギュアーが綺麗で清潔
•料理が食べやすいように配置されていて、気持ちよく食事ができる
•料理と器、器とテーブルの色、形、大きさ、配置のバランスが良く美しい

一人分のスペースとして60cm以上の幅があれば、隣の人とひじがぶつかることはありません。セッティングは、「テーブルクロス→皿→カトラリー→右上にグラス→ナプキン→フィギュアー」の順序に並べましょう。またナプキンは、お皿の上かフォークの左に置くのが一般的。

第三の要素「演出」は、まさにテーブルコーディネートの極意の様なもの。
コーディネートする際の状況や個人のセンス、感性によって無限の表現方法、パターンがあります。そして、方向性やコンセプトを決めるために知っておくと便利なポイントがいくつかあります。

■目的を明確にする
誕生日パーティとか、お友達を招くとか、何の目的でコーディネートするかを明確にします。具体的にはいつ、どこで、だれと、何のために、どんな料理を、どんな食器で食べるかによってテーブルコーディネートの内容を決めるといいでしょう。

■季節やイベントを上手にとり入れる
クリスマスやお正月、ひな祭り、端午の節句、母の日、父の日など節句や季節の行事、イベントは目的やイメージがはっきりつかめ、コーディネートのテーマ、コンセプトとして最適です。季節にあった料理の献立、クロスの色、器の絵柄、お花や果物など、季節を上手にとり入れるといいでしょう。

■配色は大切な要素
最初は、テーブル全体の色を同系色でまとめて、どこか一部に反対色をアクセントカラーとして使うと上手にまとまります。たとえば、季節の色を取り入れ、夏なら全体のメインカラーを「海」のブルーに、さし色をイエローにするという方法が良く使われています。

テーブルコーディネートに興味を持ったなら!

如何でしたでしょうか。
食事をする時、汚いテーブルで食べるよりも、
見た目も華やかなテーブルで食事を行う方が、
いつもより何倍も食事が美味しく感じられますよね。
それは、食事が味だけではなく、目でも楽しめるという証拠です。
普段の食卓にほんのひと工夫で、素敵な食卓の出来上がり。
記念日やパーティなどが大好きな方は、是非学んでみては如何でしょうか。

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