チームには欠かせない存在で、何より坂道にとっては師匠とも言える存在である巻島の、退部……
卒業シーンがグッとくる名作漫画5選
別れの季節。それが三月。卒業を迎える方も多いのではないでしょうか。というわけで、卒業シーン&卒業イベントのある漫画をピックアップしてみました。
千葉県立総北高等学校の新入生・小野田坂道はアニメやゲーム、漫画や秋葉原を愛するオタク少年。中学時代にオタクの友達ができなかった彼は、高校こそは友達を作るためアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、部員数減少のため活動休止中であると知り、活動再開に必要な部員数を集めようと思い立つものの、部員は集まらなかった。
そんなとき坂道は、同級生の今泉俊輔から自転車レースを挑まれる。中学時代に自転車競技で活躍していた今泉にとって、学校裏の斜度20%以上の激坂をママチャリで、しかも歌いながら登坂する坂道は“信じがたい光景”であった。「坂道が勝てばアニ研部に入っても良い」と今泉に言われ、勝負を受けた坂道だが、あと一歩のところで惜敗する。それから数日後、坂道は関西から引っ越してきたばかりの少年・鳴子章吉と友人になる。鳴子は中学時代に自転車競技で活躍しており、ひょんなことから坂道はその実力を知ることになる。
2人との出会いで今までに経験したことのなかった“自転車で速く走る楽しみ”を見出した坂道は、アニ研部の部員集めを諦め、自転車競技部に入部する。小学生のときから自転車で秋葉原に通い続けていた坂道は、知らず知らずのうちに上り坂に強いクライマーとしての基礎能力が鍛えられており、その資質を見出されたことから、先輩部員でクライマーの巻島裕介の指導を受けることになり、才能を開花させていく。
巻島はイギリスの大学に通う決断をしていました。
あちらの大学のスタートは9月。
高校の単位を前倒しして終わらせ、この9月に間に合わせようとしていたのです。
つまり巻島は部を辞めるどころではなく、この日本自体からいなくなってしまうわけで。
三年生達もそんなことは一切知らないままで、急に知らされて驚き戸惑うばかりなのでした。
まだ何も知らない坂道と、巻島が偶然出会っていました。
巻島はこれから山を登らないかと坂道を誘うのですが、あいにく坂道はそこから帰ってきたところでして。
事情を知らない坂道は、今度でいいですか?とことわり、巻島も何もいわず頷くのです。
が、その直後、坂道は何かの予感めいたものを感じました。
慌てて巻島を呼びとめ、
先にゴールに辿り着いたのは、やはり巻島でした。
やはり地力は確実に巻島のほうが上。
それを思い知らされた坂道は、今日も負けてしまったが、巻島が卒業するまでには何とか強くなって抜いて見せたい、とうちに秘めた決意を打ち明けて言うのです。
またそのときは勝負してもらえますか?
その言葉を聞いた巻島はすこし考え、返事をします。
俺はいつでもお前と走ってる。
そう思えば勝負なんていつでもやってる。
いつでも俺はお前の前を走ってる。
だから抜け、強くなれ。
いや~青春っていいですね!
卒業してから何年も経っているというみなさんも、これらの漫画を読んであの頃の気持ちを思い出してください
現在学生生活を送っているみなさん
制服や教室で過ごす時間は卒業まで。先生や友達、好きな人に会えるのも卒業まで。思い残すことがないように、残りの青春の時間を過ごしてください。
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