卒業シーンがグッとくる名作漫画5選

別れの季節。それが三月。卒業を迎える方も多いのではないでしょうか。というわけで、卒業シーン&卒業イベントのある漫画をピックアップしてみました。

FC2USER909123UFF さん

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千葉県立総北高等学校の新入生・小野田坂道はアニメやゲーム、漫画や秋葉原を愛するオタク少年。中学時代にオタクの友達ができなかった彼は、高校こそは友達を作るためアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、部員数減少のため活動休止中であると知り、活動再開に必要な部員数を集めようと思い立つものの、部員は集まらなかった。

そんなとき坂道は、同級生の今泉俊輔から自転車レースを挑まれる。中学時代に自転車競技で活躍していた今泉にとって、学校裏の斜度20%以上の激坂をママチャリで、しかも歌いながら登坂する坂道は“信じがたい光景”であった。「坂道が勝てばアニ研部に入っても良い」と今泉に言われ、勝負を受けた坂道だが、あと一歩のところで惜敗する。それから数日後、坂道は関西から引っ越してきたばかりの少年・鳴子章吉と友人になる。鳴子は中学時代に自転車競技で活躍しており、ひょんなことから坂道はその実力を知ることになる。

2人との出会いで今までに経験したことのなかった“自転車で速く走る楽しみ”を見出した坂道は、アニ研部の部員集めを諦め、自転車競技部に入部する。小学生のときから自転車で秋葉原に通い続けていた坂道は、知らず知らずのうちに上り坂に強いクライマーとしての基礎能力が鍛えられており、その資質を見出されたことから、先輩部員でクライマーの巻島裕介の指導を受けることになり、才能を開花させていく。

アニメオタクの小野田坂道、高校1年
小学生の時から毎週欠かさず千葉の自宅から秋葉原まで通っていた
電車代を浮かすために、なんとママチャリで…!

このアキバ通いで鍛えられた脚力を武器に、
総北高校の自転車部で名前の通り坂道担当=クライマーとなり
のちに頭角を現すこととなる

坂道の尊敬する同高校の先輩クライマー・巻島
長い手足を使い、自転車を左右に倒しながら山を登る独特のスタイルは「頂上の蜘蛛男(ピークスパイダー)」と呼ばれる

中学時代巻島はずっと一人で走っていた
そのためこのような独特のフォームが身についてしまった
高校入学当初は、当然矯正の対象となってしまう

しかし、巻島は自分のスタイルを貫く!!

坂道は巻島から、クライマーとして、
そしてロードレーサーとしてのマインドを教授される

苦難の末、インターハイで総合優勝を果たす総北高校
勝利の余韻に浸る暇もなく、来年のインターハイに向けて始動することとなるのだが、
3年生は引退を迎えることとなる

そして、坂道に激震が走る

チームには欠かせない存在で、何より坂道にとっては師匠とも言える存在である巻島の、退部……

巻島はイギリスの大学に通う決断をしていました。
あちらの大学のスタートは9月。
高校の単位を前倒しして終わらせ、この9月に間に合わせようとしていたのです。
つまり巻島は部を辞めるどころではなく、この日本自体からいなくなってしまうわけで。
三年生達もそんなことは一切知らないままで、急に知らされて驚き戸惑うばかりなのでした。

まだ何も知らない坂道と、巻島が偶然出会っていました。
巻島はこれから山を登らないかと坂道を誘うのですが、あいにく坂道はそこから帰ってきたところでして。
事情を知らない坂道は、今度でいいですか?とことわり、巻島も何もいわず頷くのです。
が、その直後、坂道は何かの予感めいたものを感じました。
慌てて巻島を呼びとめ、

やっぱり一緒に行ってもいいですか?と声をかける坂道。
なんだか胸がざわっとなっちゃって、と笑う坂道を見て、巻島も笑う。
鈍いんだか鋭いんだか……そんな言葉を押し殺して、巻島は坂道とともに山を登り始める!

先にゴールに辿り着いたのは、やはり巻島でした。
やはり地力は確実に巻島のほうが上。
それを思い知らされた坂道は、今日も負けてしまったが、巻島が卒業するまでには何とか強くなって抜いて見せたい、とうちに秘めた決意を打ち明けて言うのです。
またそのときは勝負してもらえますか?

その言葉を聞いた巻島はすこし考え、返事をします。
俺はいつでもお前と走ってる。
そう思えば勝負なんていつでもやってる。
いつでも俺はお前の前を走ってる。
だから抜け、強くなれ。

オレたちの総北をたのむぜ坂道。
……その言葉を残し、巻島は去って行く……

いや~青春っていいですね!
卒業してから何年も経っているというみなさんも、これらの漫画を読んであの頃の気持ちを思い出してください

現在学生生活を送っているみなさん
制服や教室で過ごす時間は卒業まで。先生や友達、好きな人に会えるのも卒業まで。思い残すことがないように、残りの青春の時間を過ごしてください。

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