頚椎椎間板ヘルニアとは?頸椎椎間板ヘルニアの主な症状と治療方法

頚椎椎間板ヘルニアになると、痛みはもちろん、生活のしづらさすら生じます。
頚椎椎間板ヘルニアの主な症状と治療方法を知って、予防や早期改善を目指しましょう。

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頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニアは、決して珍しい症状でもありません。
ですが、詳しい特徴を聞かれると、明確に答えられる人は少ないでしょう。
まずは頚椎椎間板ヘルニアの基本を、知っていきましょう。

椎間板は上下の頚椎を連結しており、ある程度の弾力がありますが、この椎間板の組織がこわれて脊髄や神経根が急激に圧迫されるようことがあります。これが、頚椎椎間板ヘルニアと呼ばれるものです。

首や肩、腕に痛みやしびれが出たり(神経根の障害)、箸が使いにくくなったり、ボタンがかけづらくなったりします。

また、足のもつれ、歩行障害が出ることもあります(脊髄の障害)。

頚椎椎間板ヘルニアの原因

頚椎椎間板ヘルニアは、一般的な腰痛とは異なります。
どのようなメカニズムで、頚椎椎間板ヘルニアの原因は起こるのでしょうか。

腰の椎間板ヘルニアについては、腰に負担がかかる作業が多い人に起こることが多いという話がありますが、あまり関係ないという話もあります。特に負担がかかるような作業をしていない方でも椎間板ヘルニアになることがありますので、誰にでも起こる病気と言えます。

椎間板ヘルニアの発症は、環境要因(姿勢・動作)や遺伝要因(もともとの体質・骨の形)そして、加齢が関係しています。

椎間板には、座る、立ったまま前屈みになるといった姿勢や動作でも体重の約2・5倍の圧力がかかるといわれ、こうしたことの繰り返しが、椎間板に変性をもたらし、椎間板へルニアに発展するものと考えられています。

頚椎椎間板ヘルニアの治療法

つらい症状ですが、頚椎椎間板ヘルニアは治療可能な病気のひとつです。
代表的な治療法について、ご紹介します。

頚椎椎間板ヘルニアの治療方法には大きく分けると保存的療法と手術療法の2つがあります。

しびれや疼痛などの症状があっても生活への支障が軽い場合は、症状が改善するかどうか経過観察を行います。痛みがある場合には消炎鎮痛剤を使用し、しびれがある場合にはビタミンB12製剤を使用することもあります。頚椎カラーを用いて頚部の安静を図ることもあります。

数カ月の保存的療法を行っても症状が改善しない場合や、日常生活に支障が出るような筋力低下、強い痛み、歩行障害、排尿障害などが出た場合は手術による神経の減圧を行います。手術法としては、頚部の前方から行う方法が一般的です。

忙しい人におすすめのPLDDとは?

頸椎椎間板ヘルニアを治すには、時間も根気も必要です。
ですが以下に紹介するPLDDをもちいれば、忙しくても治療に取り組みやすいです。

レーザーによる椎間板ヘルニアの治療であるPLDDの正式名称はPercutaneous Laser Disc Decompression、日本語にすると「経皮的レーザー椎間板(髄核)減圧術」になります。

したがって、「神経を圧迫する力」をなくすために、椎間板に、レーザーを当て、飛び出した部分を蒸散させてしまえばいいのです。

椎間板に針を刺してレーザーを照射して、組織を蒸散させると、そこに小さな空洞ができます。

すると、その空洞を埋めるために周辺の組織が中に向かい、外に押す力が弱まるのです。結果的にはみ出した部分が引っ込んでしまう場合もあります。

PLDD法のメリット

出血がほとんどありません
傷が残りません
局所麻酔による治療
副作用がほとんどありません
短い入院または日帰りで済みます
治療の流れ

頚椎椎間板ヘルニアの予防方法

頚椎椎間板ヘルニアにならないためには、日ごろから腰への負担を気にしておくことが大切です。
おすすめの予防方法について、まとめました。

・運動
・体重コントロール
・姿勢を正す

椎間板ヘルニアは、これらで予防が期待できます。

糖質制限も程々とし、栄養のバランスを考えた食事を心がけ、体重を標準体重に保つようにしましょう。
食生活面に加えて、適度な運動を継続して、筋肉を動かし、適した体重にコントロールすることも重要です。

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