平面駐車場の場合、初期投資ゼロでの活用も可能です。立体駐車場の場合は充実した設備が必要となるケースもありますが、建物を建てる方法に比べれば、投資額は大きく抑えられます。
土地活用の手段として駐車場経営が注目されている
使用用途が見つからずに放置している土地を保有している方もいるはず。無駄に税金がかかってしまうのは損なので、いっそのこと駐車場経営してみてはいかがでしょうか?サポート会社も多くあるので失敗せずに運用できます。
駐車場経営の一番のメリットは、なんといっても比較的少ない資金で始められ、仮に失敗してもそのダメージは小さく、低リスクであるということです。
タワーパーキングなど規模が大きくなるとそれに見合った売り上げがある分、建設費も大きくなり、必然的にリスクも大きくなりますが、一定以上の土地の広さがあれば、使える予算に合わせて手軽に始められます。
平面駐車場で、出入り口のみにゲートを設置するタイプであれば、地ならしをするだけですぐに営業を開始できます。アパート経営やマンション経営と違い、維持費にもそれほど費用はかかりません。
■流動性・転用性について
・設備の撤去が容易であり、営業権・賃借権等が発生しないため、転用性や流動性を確保しながら土地活用ができる
・契約期間は基本2年間、以降1年毎に自動更新のため、短期間で有効活用ができる
・更新期間においては原則として3カ月前予告でいつでも解約が可能
一方、駐車場は車を停めるだけの場所ですので、細長い長方形やL型など、非整形な土地でも問題なく経営できることが多いです。アパートやマンションが建設できない小さな土地でも利益が得やすいのもポイントです。
税制上の優遇措置が少ない
a.固定資産税
固定資産税は「更地」の評価になります。
優遇措置のある「住宅用地」にはならないので、固定資産税や都市計画税の軽減がありません。
なんと、東京都の場合では住宅用地の約6倍にもなります。
また、駐車場で得た利益に関しても、その為の経費がほとんどないため、利益がそのまま課税対象になってしまいます。
遊休地の有効活用として始めた駐車場だけど、節税の効果はほとんどないという事になり、デメリットといえます。
出典 駐車場経営のデメリット
経営上のデメリットとしては、土地の利用効率が低いということが挙げられます。
平面駐車場では、土地を1フロア分でしか活用できないため、アパートやマンションに比べると収益力はかなり落ちます。5階建て、10階建てと、同じ土地を延べ面積で大きく活用できる賃貸住宅経営のようにはいかないのです。
全国的には自動車の保有台数が増えており、乗用車は6千万台を超えています(2015年、自動車検査登録情報協会公表値 )。
しかしながら、保有台数が増えているからといって、駐車場の需要が増えていくとは限らず、将来は需要が落ち込む可能性も十分に考えられます。
そのため駐車場経営を黒字にするには、まずは固定資産税の安い土地を探す必要があります。
ただ、固定資産税の安さを求めてどんどん郊外に出てしまうと、今度は駐車場収入が低くなってしまいます。
都心部から離れ過ぎてしまうと、固定資産税等が安くても、再び、駐車場を経営しても赤字になるというエリアに突入してしまいます。
最も適しているのは、角地で接道が長く、2方向から車が入れられる所です。
そのような土地がみつけられることが一番良いのですが、必ずしもみつかるとは限りません。
角地を見つけられなかった場合は、レイアウトで工夫する必要があります。
住宅地か商業地か、周辺の車保有状況は、交通量や違法駐車は多いか少ないか、駐車場は多いか少ないか、ぶれの少ない事業計画を立てるには経験や統計に基づいた調査が必要です。
また、利用者を促進するためには、適切な導入看板やわかりやすいサインを設置したり、利用者が使いやすい動線や駐車枠の設置が必要です。
月極駐車場では、3つの経営方法があります。
一つめが、駐車場を借りる人の募集から賃料の回収まですべてを自分で行う方法です。
二つめが、募集や賃料の回収、トラブル時の対応などを業者に手数料を払って委託する「管理委託方式」。
そして最後が「一括借上方式」です。
月極駐車場経営の最大のメリットは、初期費用がかからないので資金があまりない個人でも始めやすいことです。そもそも駐車場経営自体が建物を必要とするものではないため(大掛かりな立体駐車場などは除きます)、必然的に初期費用はアパート・マンション経営などと比べて少なくなります。
コインパーキングの収入は、活用する土地の立地条件などによって異なります。
土地が広いのか狭いのか、さらには駅から近いのか、あるいは山の中なのかなどの諸条件によって想定される一ヶ月の駐車台数が異なるので、一概にいくらになるとは断言できません。ただ、ユアー・パーキングではその地域の月極相場よりも高めの金額で土地を借り上げることができるので、極端に低い金額にはなりません。
近隣にもコインパーキングが多数存在していたり、ターゲットとなる施設などが数年後にはなくなってしまう可能性もあるため、月極駐車場に比べてコインパーキングの方が物件選びは難しいと言えます。
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