必ずしも和装を着なくてはならないわけではありませんが、花婿は紋付袴・花嫁は白無垢や色内掛けなどの和装で臨むカップルも多いのが特徴です。そんな神前式をするメリットには、まず日本らしさや日本の伝統的な雰囲気を実感できるということが挙げられるでしょう。神社の境内の中を新郎新婦と親族が並んで神殿に向かう花嫁行列は、見るものに感動を与える美しさがあります。
誓詞奏上など新郎が注目を集める儀式が含まれているので、親に頼りがいがある姿を見てもらえるかも知れません。子どもが結婚することに不安を感じることもある親を安心させられる可能性があるというメリットがあります。
宗教を気にせず、お好みのイメージで挙式スタイルを選ぶケースが多いですが、「神前式」「教会式」の場合は、宗教・宗派も大きく関わってくるため、念のため事前に両家の宗教観を確認しておくとよいでしょう。
例えば、新婦が「白無垢での神前式」に憧れていても、新郎家が敬虔なキリスト教徒の場合、挙式は「教会式」を希望されることもあるかもしれません。
基本的には、挙式の列席者は親族のみのため、収容人数を越えてしまうケースはあまりないと思いますが、親族が多い場合や親族以外の列席者もいる場合は、神社の収容可能人数も事前に確認しておきましょう。
80名くらい収容できるところもありますが、30~50名ほどの収容の神社が多いようです。
新郎新婦が大中小3つの盃で交互に御神酒をいただくことで、永遠の契りを結びます。飲む時は、1,2,3,と3回盃を傾けますが、1、2回目は口をつけるだけで3回目に飲み干します。
1)小の盃を新郎が飲み、新婦に渡し、新婦が飲みます。
2)中の盃を新婦が飲み、新郎に渡し、新郎が飲みます。
3)大の盃を新郎が飲み、新婦に渡し、新婦が飲みます。
上記の順番で飲みます。
神前に玉串を捧げる儀。玉串とは、榊などの常緑樹の小枝に紙の幣または木綿をつけ神前に供えるもので、結婚式だけでなくあらゆる神事に用いられます。巫女さんが持ってきた玉串を新郎新婦が受け取り、神前に進んだら一礼して玉串を供え、一歩下がってから新郎新婦2人揃って二礼二拍手一礼します。
神社へお参りに行ったとき、入り口に溜めてある水で手を洗ったことがあるかもしれません。
神前式でも、式の舞台となる神殿に入る前に、参加者全員の身をお水で清めます。
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