岐阜県高山市には、酒蔵が7つもあることをご存知でしょうか。
今回は日本酒に興味を持ち始めたばかりのアメリカ人・David(仮名)といっしょに、岐阜県高山市の酒蔵めぐりを楽しんできました。
「飛騨の華」の純米大吟醸と純米吟醸をいただきました。
Davidは「ドライな味の日本酒もあるんだね」と驚いていました。
Japanese“SAKE”が外国人に大人気!噂の酒蔵観光ツアーに密着
ここ最近、日本を訪れる外国人観光客の数はとても増えてきています。そして訪日外国人の多くが酒蔵を目当てに日本を訪れているようです。
今回は外国人観光客からの注目度が高まっている日本の酒蔵について詳しく調べてみました。
酒蔵では観光ツアーなども始めており、人気の理由についても解説していきますよ。
Marion38 さん
日本食の中では、寿司やラーメン、お酒の人気が高く、滞在中に日本酒を飲んだことがある人は8割を超え、6割が酒蔵を訪ねていました。
酒蔵を魅力的な観光資源だととらえる人が多く、酒蔵を目的に日本を再訪したいと思うなど、再訪意欲のキッカケにも一役買っていることが分かります。
和食だけでなく、日本酒への関心が高いことがよく分かりますね。
日本酒を勉強していると、日本酒には長い歴史があり、はるか昔から日本では米を原料にお酒を造っていたことがわかります。
そこで疑問に思ったのですが、日本酒を造っている酒蔵は、だいたい何年くらい続いているのでしょうか。
ざっと調べたところ、最古の酒造と言われている須藤本家は1141年創業で、875年の歴史を持つそうです。
日本酒の消費量は年々減り続けており、いまやアルコール全体の1割にも満たなくなってきています。
そのため、販売数が減ることでビジネスとして成立しなくなった蔵が次々と廃業、休業に追い込まれています。
現在日本酒の造り手は、深刻な後継者不足に悩まされています。
出典 造り手の後継者不足
中小企業の経営者や個人事業主が、親族や従業員に後継者がいないために廃業してしまうのはもったいないこと。
後継者不在問題は、M&Aによって解決することも多いのです。
後継者不在による会社清算を防いだり、従業員の雇用を守ることができるなど、社会的なメリットは大。
外国での人気は高まっていても、国内での需要が落ち込んでいる日本酒・・・
酒蔵を後世に残すためにM&Aなどの事業継承で跡継ぎを探している人もいます。
そこで、これから先も生き残るために外国人観光客向けのツアーを実施する酒蔵が増えてきているのです。
日本酒業界は、清酒に興味を抱く外国人観光客を誘致するためここ数年、「酒蔵ツーリズム」を実施している。
観光客をまず付近の酒蔵見学に招き、ほろ酔い気分の客を温泉に送り込むという企画である。
そのようなツアーを売り出したのは数年前から。アメリカ、中国、あるいは韓国、オーストラリアからの観光客が利用する機会が増えているという。
愛知の酒蔵ツアー
特長
1.愛知の酒を知り尽くした利き酒師が英語でガイドします
2.コメや蔵、製造工程による味覚の違う酒を堪能できます
3.酒に合う寿司づくりをプロの手ほどきで体験できます
4.酒にマッチした自分好みのぐい飲み作りが体験できます
5.酒に合う精進料理を体験できる座禅オプションも選べます
外国人向けの観光ツアーを実施しても、魅力がなければ人気はでません。
ですが、酒蔵観光ツアーは外国人に大人気ですよね。
それでは最後に、酒蔵観光ツアーがどうしてこれほど人気なのかもチェックしていきますよ。
見どころは、全国で唯一見学ができる雪中貯蔵庫。冬の間に降った天然の雪を特殊なシートで覆い、年間を通して大吟醸を低温貯蔵している。
雪蔵、蒸し場、土蔵、仕込み水が湧く様子を巡る見学ツアーは約15分。
庭に湧く仕込み水は、容器を持参すれば持ち帰り可能。見学終了後は、季節の酒を10種類無料で試飲することができる。
酒蔵ツーリズム(酒蔵ツアー)とは酒蔵見学や酒蔵めぐり、日本酒をテーマにしたイベント、訪日外国人向けツアーの企画実施などにより、日本酒ブランドの価値向上と地方の郷土料理や文化などに親しむ旅行形態を指します。
日本酒は飲食としてだけではなく、その歴史や文化は古く、その地域に深く密着しており、観光と日本酒を結びつけて体験することで相乗効果が生まれています。
日本の都道府県全てに存在する日本酒の蔵。
「利き猪口の中には、日本が詰まっている」というように、酒蔵にはそこに関わる方々の地域の物語がたくさん存在します。
酒蔵ツーリズムとは、そんな酒蔵を巡り、蔵人と触れ合い、地酒を味わう。
そして、そのお酒が育まれた土地を散策しながら、その土地ならではの郷土料理や伝統文化を楽しむ
出典 酒蔵ツーリズムとは - [公式] 日本酒蔵ツーリズム推進協議会 | 酒蔵ツアーの魅力を発信|酒ファン必見の情報満載!日本酒、焼酎などの国産酒類をつくる酒蔵のご紹介 sakefan-tourism
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