ニキビ跡が炎症によって起こるのには、毛穴の周りの皮膚組織が損傷してしまうことが原因です。皮膚自体に傷として残ることでニキビ跡ができてしまいます。擦り傷が治っても茶色く跡が残るのと同じイメージですね。
ひどい炎症の場合には特に肌の内部まで組織が破壊されることになり、より深いニキビ跡となって残ってしまうのです。
東京でニキビ跡治療をする前に知っておきたいこと
ニキビが悪化してしまったり、繰り返し出来てなかなか治らない場合に、皮膚科医を受診するかどうか悩むこともあるでしょう。
治療を受けられる前にまずはニキビに関する基本的な知識を知っておきましょう。
処置・処方に関してしっかりと学び、知識・スキルを身につけた上で皮膚科専門医に担当してもらうことで、安心してニキビを治すことができます。
kana68ko さん
炎症の程度がひどい場合や、炎症の繰り返しはニキビ跡を更に重症化してしまいます。傷ついてしまった肌が完全に回復しない状態で更に炎症が起きてしまうと、傷口からさらに傷が広がり、しまいには消えない跡になってしまうこともあるのです。
ニキビができてしまった際の対処が、繰り返し炎症を起こさずニキビ跡を悪化させないポイントだと言えます。
まず、原則として自分で潰すのは絶対に避けるべきです。特に手指の爪で潰すというのはNG。周辺の皮膚にまで傷をつけてしまい、そこに指の雑菌が付着して炎症を起こす可能性がありますし、深く傷つけてしまえばクレーター状の跡が残ってしまう恐れもあるでしょう。リスクこそあれ、プラスになることはありません。爪やピンセットなどはニキビの中身を取り出すには大きすぎて、多くの場合は周囲にまで傷をつけて、ニキビ跡が残るリスクを増やします。
基本的に自分でニキビの芯をひっこ抜くのはNG。
たしかに運よく治ることもありますが、逆にニキビを悪化させるリスクも大きいからです。
無意識に手でぷちぷちと芯を取るのがクセになっている人は要注意。
基本的に手は雑菌だけらということを忘れないでください。
芯をとるときにニキビに雑菌を塗りつけているようなもので、ニキビを悪化させる原因になります。
また最悪芯を抜いたときに肌の奥深くが傷つき、クレーターのような跡になってしまうこともあります。
ニキビ跡は赤み、色素沈着、クレーター、ケロイドなどさまざまな症状があり、その症状に従って治療方法も色々あります。数多い治療方法の中、自分にぴったりな治療方法を探すのは難しいため、クリニックに行ってカウンセリングを行うのをおすすめしますが、クリニックに行く前にどんな治療方法があるのかを把握しておくと先生との話も理解しやすいと思います。
その診察・処置・処方において、しっかりと学び知識・スキルを身につけた皮膚科専門医に担当してもらうことで、安心してニキビを治していくことが可能です。
皮膚科であれば、医師の判断でより強力な医薬品の処方を受けることができます。
これに対し、皮膚科受診でのニキビ治療のデメリットとして、美肌を目指すものではない、という点が挙げられます。
皮膚科医が行うのは尋常性ざ瘡=ニキビの治療であって、肌を美しくするための治療ではありません。
皮膚科医で数ヶ月治療を受け、「完治しました」と言われても、結局は跡が残ってしまうなど、不満を感じてしまうケースも聞かれるのです。
ニキビ治療には、保険が適用されるものと、保険適用外で自費になるものの2種類があります。保険適用外の場合は、治療費を全額負担することになります。
大人ニキビ治療の場合、保険適用外の治療法も多く、先に挙げた治療法の中では、ケミカルピーリングやイオン導入が保険適用外です。初めて受診した皮膚科でこうした治療を受けると、初診料+治療費+処方薬代などがかかります。
皮膚科によって異なりますが、ケミカルピーリングで1回約1~3万円、イオン導入1回約5千~1万円程度を想定しておくとよいでしょう。
大人ニキビのお悩み解消は簡単ではありません。
生活改善やスキンケアでよくならない場合や、炎症を起こすなど悪化してしまった場合は、皮膚科を受診しましょう。適切な治療を受けられることはもちろん、生活習慣やセルフケアについても相談できます。
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