新仁義なき戦い 1974年公開

新仁義なき戦い 1974年公開

終戦直後から30年近く続いた“広島やくざ戦争"を流血の記録で綴った、戦後の日本裏面史ともいうべき「仁義なき戦い」シリーズを、<深作欣二・菅原文太>の不世出コンビが趣向も新たに、より強烈なリアリズム・タッチで描いた新シリーズ第1弾。昭和34年の呉を舞台に、約1年間続いた山守組内紛にスポットを当て、やくざ組織の人間のえげつなさ、醜さを赤裸々に暴いていく。常に暴力と人間性を追求する深作欣二監督が「前5作を撮って、その登場キャラクターの面白さに興味を覚え、今回はこれらの人物を前作以上に掘り下げた」と意欲的に取り組み、これまで触れられなかった抗争の核心を突いた衝撃作。