6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/08 01:12:11 ID:nTDRUHWF0
阿笠「……」スッ
灰原「このボタンは何?」
阿笠「押したら100万円が出てくる、何の変哲もないタダのボタンじゃよ……」
コナン「バカにしてんのか?」
歩美「押したら100万円!?タダのボタンじゃないじゃない!!本当に出てくるの?」
阿笠「本当じゃとも!」
源太「うさんくせー!」
光彦「どうせ押したらビリビリ!って電気が走るハカセお得意のイタズラ発明ですよ!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/08 01:18:27 ID:nTDRUHWF0
阿笠「本当にそう言い切れるかの?」
阿笠「ほほ、押してみるまではわからないことじゃないかの?」
光彦「だって…押すだけで100万円なんてありえないですよ!!」
阿笠「もちろん押す『だけ』ではないぞい……」
光彦「…え?」
阿笠「今このボタンを光彦君が押したとしよう。その瞬間、この装置から100万円が出てくる。そんな装置じゃ」
阿笠「100万円を手にした光彦君にも、周りのみんなにも、光彦君がボタンを押した『だけ』で装置から100万円がでてきたと認識できるじゃろう」
阿笠「じゃがしかし、押した瞬間に本人だけに何かが起こる仕掛けなんじゃよ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/08 01:25:48 ID:nTDRUHWF0
光彦「なにか……とは?」
阿笠「ほほ……ほほほ……ほっほ……」
阿笠「なぁに、簡単な事じゃよ……押した人の脳に微量の電流が流れ…」
阿笠「何もない空間で『5億年間』ただひたすら生き続けることを疑似体験するだけじゃ……」
阿笠「なに、5億年分の記憶を抹消した上でこちらの世界に戻ってくる仕組みになっているから体感としては一瞬じゃよ。ほっほ」
コナン「5億年……だと…?」
元太「それってどんくらいだ?大体江戸時代位から今まで分だろ!」
灰原「5億年といえば……地球上の生命が大繁殖した『カンブリア爆発』が起きた時から今までの時間を経験することになるわ…」
歩美「えーっ!?恐竜さん!?」