【コラーゲンをとるとほかにもこんな良いことがある】

爪が丈夫になる
老化などによって爪の表面がもろくなった状態を改善する。1957年に海外で研究された(爪に問題のある患者82人が1日7gのゼラチンを3カ月摂取)。赤松教授も外来患者で効果を確認。

髪が太くなる
 髪のハリやコシに影響する毛髪の直径が増す。メカニズムは不明だが、女性を対象にした実験で、コラーゲンペプチドを8週間とると、直径が増加し、自覚症状で髪の「なめらかさ」が改善した。明治らの研究。

骨が丈夫になる
 骨密度を上げて骨を強くし、関節炎などの痛みを軽減する。骨の内部にある骨芽細胞はコラーゲンなどのたんぱく質を分泌して網目の構造を作り、強度を保っている。軟骨に比較的多いヒアルロン酸も増える。

傷が治りやすくなる
 傷を治す仕組みは、「線維芽細胞が炎症を起こした傷に集まり、コラーゲンの合成を活発にさせて傷を修復する」(佐藤教授)。コラーゲンをとっていると、線維芽細胞が増え、傷を治りやすくする。手荒れにもいい。