72時間以内に抗ウイルス薬を!
治療の中心となるのは、抗ウイルス薬のアシクロビル(ゾビラックス)、バラサイクロビル(バルトレックス)、ファムサイクロビル(ファムビル)などの使用です。
種々の検討から、皮膚病変の出現後72時間以内に抗ウイルス薬を使用すれば、皮膚病変と疼痛を早期に軽減できるとされています。また、最も重要な後遺症である帯状疱疹後神経痛の発症率も、低下させることができます。
治療の目標は、帯状疱疹後神経痛を残さないことです。病初期から疼痛の程度や性質をよく観察するとともに、必要であれば十分な疼痛対策(薬物療法、理学療法など)を行います。