忍は神社に溜まった霊的エネルギーを使い、神社の鳥居に過去へと繋がるゲートを開いた。しかし、2人がゲートをくぐった先は夏休み終了一日前などではなく、11年前の5月13日であった。過去の世界を堪能していた暦はふと、八九寺真宵(はちくじまよい)を助けることを思いつく。偶然か、はたまた必然か。その日は真宵が事故に遭う日の一日前だったのだ。運命を変えれば重大なタイムパラドックスが起きるかもしれない。あるいは、やはり運命は変えられないのかもしれない。しかし、それでも「運命」に抗うため暦と忍は奮闘することになる。