東京中央銀行、大阪西支店・融資課長の半沢直樹(堺雅人)は、半ば強引な浅野支店長の指示に従い、西大阪スチールから5億円の融資契約を取り付けた。しかも「無担保」で。しかし、表面上は優良企業に見えた同社は、陰で莫大な負債を抱えており、それを隠すための粉飾決算が発覚。融資からたった3カ月後、西大阪スチールはあっけなく倒産した。結果として半沢たちは5億円の融資を騙し取られてしまったのだ。
出世に執念を燃やす浅野支店長は、その全責任を半沢一人に負わせようと画策。しかし、融資失敗に関して東京本店に呼ばれ聞き取り調査に出席した半沢は、それを真っ向から否定し、取られた5億円を取り戻すと誓う。 何故ならそれが、半沢がバンカーとして生き残るための、唯一の道だったからだ。