一歳を過ぎてきたら、「あー」や「うー」などの喃語しか出せなかった赤ちゃんも、ものを指差して言葉を発したり、なにかを伝えたそうに声をかけてくる、ということがあると思います。そんなとき、つい忙しいからと、無視をしたり、料理や家事をしながらの“ながら聞き”をしていませんか?
大人である私たちでも、こちらが話をしているのに相手に気のない返事をされたり、パソコンやスマホを操作しながら話を聞かれたりすると、ムッとしますよね。「ほんとうに私の話を聞いてくれているのかな?」と不安にもなります。
そして、そういう話を聞く態度が悪い人には、「あまりこの人には話しかけないでおこう」と思いませんか? 子供であってもそれは同じで、自分の言葉を無視されたりすると、話す気というのはどんどん削がれていくのです。自分の話を真剣に受け止めてくれる人がいるから、会話って楽しいのです。