名前:恋涙
中学2年、5月。
あたしの親友の幼馴染みの彼からメールで
「俺、○○のこと好きだ、付き合ってください」
と告白された。
その時あたしはその彼のことは好きと言う感情はなかったけど、付き合ってもいいかな?と思い軽い気持ちで付き合った。
一緒に帰ったり、メールしたりとあたしは日に日に彼のことを本気で好きになり始めていた。
あたしが所属している部活は休みがなく、遊ぶ時間もない中でも彼はあたしの体の心配をしてくれた。
疲れてメールも返信できなかったり、会話も相槌しかうたなかったときもあった。
それでも何も文句を言わない優しい彼だった。
あたしは気付かなかったんだ。
彼が悩んでいたことに。