ストレスが及ぼす心、体、行動への影響

●体への影響
肩こり/目の疲れ/疲労/肌荒れ/脱毛/頭痛/腰痛/不眠/自律神経の乱れ など
●心への影響
不安/落ち込み/イライラ/怒り/気力や集中力の低下/希望のなさ など
●行動への影響
生活の乱れ/暴飲暴食/散財/過度の飲酒/喫煙/ギャンブル/暴言暴力/遅刻/欠勤 など

これらが長引くと……
●体の病気
自律神経失調症/胃や腸など消化器の病気/血圧や心臓など循環器の病気/免疫力が低下して感染症にかかりやすくなったり、免疫の働きが過敏になってアレルギー症状が重くなったりする/生活習慣病 など
●心の病気
不安障害/アルコール依存症/パニック障害/PTSD(心的外傷後ストレス障害)/うつ病 など

うつ病の主な症状

●体の症状
眠れない/食欲がない/疲れやすい・だるい/頭痛/動悸/胃の不快感/性欲がない など
●心の症状
ゆううつ感/不安・イライラ感/何にも興味がわかない/集中力がない/決断が下せない/悪いことをしたように感じて自分を責める/自分を無価値だと思う など

 現代は、ストレス社会でストレスから逃れることはできません。ストレスが高じると心と体に影響を及ぼします。ストレスはためないことが一番ですが、どうしようもないときは、身近な人に相談するなど、抱え込まないようにすることが大切です。

【監修】 山本晴義 先生 医学博士 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
神奈川産業保健総合支援センター相談員 埼玉学園大学大学院客員教授