そしてビタミンB12が含まれている点は、スピルリナならでは。ビタミンB12は他の植物性食品からはほとんど摂取できず、肉や魚などから摂る必要のある栄養素です。ビタミンB12には造血作用があり、不足すると貧血になってしまうため「抗貧血ビタミン」とも呼ばれています。しかもスピルリナの抗貧血に役立つ成分はビタミンB12だけでなく、葉緑素(クロロフィル)もあります。
葉緑素は植物の色素成分で造血促進の作用があり、人間の血液の赤い色素である「ヘモグロビン」とよく似た構造をしています。葉緑素の中心元素はマグネシウムであるのに対し、ヘモグロビンは鉄です。葉緑素と血液との大きな違いは、たったそれだけだと言われています。
出典 grapps