その魔力の弱さで三年間魔法教育を受けさせてもらえなかった、14歳の少女、ヘレス・ジェイメイズ。彼女は誕生日のプレゼントとして、世界最高の魔法学校・ホグワーツから入学の手紙を貰う。
だがそれが、残酷な悲劇の幕開けであった。
時を同じく、ホグワーツ姉妹校・メラングウェーズ魔法学園の問題児、リード・モルガンは、理事長の命令でヘレスのボディガードになる。
「彼女が私達と同じ血統の持ち主かも知れないのです。」
ホグワーツでの日常は、摩訶不思議で、青春と愛で満ち溢れていた。
あの時までは。
これは、ある一人の少女の数奇なる人生を描いた物語である。