「それが出来れば苦労しない!」と思うかもしれないが、

 まずはダイエッターが陥っているある勘違いについて書く。

 それは、「食べないとダメ」ということ。
 
 食べないとストレスが溜まるし、身体も動かない。

 食欲が押さえられない人は、そう思っている。


 
 ちなみにこれは喫煙者がタバコを吸うのと通じる。

 「吸わないとストレスが溜まる、仕事が出来ない」そう思い込んでいるのだ。



 だけど、

 人間は2、3日食べなくても平気だし、

 むしろ先進国に住む人の多くは、「食べないこと」よりも、

 「食べ過ぎていること」による健康上の問題を抱えている。

 

 試しに、数日間断食をしてみてよくわかった。

 私は豆乳と野菜ジュースで3日間、
 
 固形物を一切とらずに過ごしたが、全く問題なく生活できた。

 

 そして分かったのは、

 「私、今まで食べ過ぎてたな」ということである。



 一般的に、太っている人というのは、

 必要以上に食べているのであるとされるが、それは間違っている。

 太っている人は、

 「身体が必要としている以上に脳が欲しがってしまっている」のである。

 つまり、食欲(というセンサー)が狂ってしまっているのである。



 ダイエットを成功させるにはまず食欲を正常化し、

 食べ過ぎを止めるこでである。

 そのためにどうしたら良いかというと、

 まず、「食べたいものを好きなだけ食べてもいい」と思う事である。

 そう思う事で、

 「食への執着」が大分薄れる。

 

 そして次に、もの凄く良く噛むこと。

 太っている人は、よく噛まない人がほとんどだ。

 口の中で、「個体」がなくなるまで良く噛んでから、飲み込む。

 これによって、唾液が沢山でて、血液が糖を吸収し、脳は満足感を得る。