パニック発作はある日突然何の前触れもなく襲ってきます。





基本的にパニック障害は20代~30代の女性に多くみられる病気とされていますが、子供が発症するというケースも少なくありません。





実際にパニック障害で苦しんでいる小中学生も沢山います。





子供の場合も症状が悪化すると予期不安や広場恐怖によって、バスや電車に乗ることが困難になり日常生活に支障をきたすようになりますし、





学校に行っても教室に行けずに保健室登校になるケースもあります。





子供のパニック障害の症状としては呼吸困難に陥ったり、動悸が激しくなる、めまいを感じる、吐き気など大人が感じるパニック障害と同じような症状が引き起こされます。





子供がパニック障害を発症する原因についてですが、まず大人のパニック障害の原因と同じく脳内の神経伝達物質の乱れやストレスによって引き起こされると考えられています。





特に子供は過剰なストレスに敏感で、叱られることによるストレスが原因となり、パニック障害を発症してしまうケースもあります。





そして、いじめ、受験に失敗、身近な人の死、ペットの死、両親の離婚など、、、ショックとなる出来ごとが発症の原因になることもあります。





また親がパニック障害の病歴を持っていたり、パニック障害を患っている場合は遺伝の確率が高いと言われています。





幼い子供のパニック障害は軽視されがちですが、パニック障害の疑いがある場合は早期に治療を開始する必要があります。





心理療法などを取り入れ、パニック障害の原因となっているものをゆっくりと取り除いていくなど心のケアが必要になってきます。





パニック障害は早期に適切な治療を開始すると比較的治りやすいと言われていますので、早期発見・早期治療が治療を長引かせない為にも重要なポイントです。