小林名誉教授によりますと、これらの文字は漢文を読み下すために使われたとみられ、
漢字の横に添えられた読みがなとみられる文字は、新羅の言語だということです。
このため小林名誉教授は、「漢字を省略して作るカタカナの起源が当時の朝鮮半島に
あった可能性が考えられる」と話しています。

カタカナは専門家の間で、平安時代に日本で作り出され、日本だけで使われてきたと
考えられていますが、今回の発見は、カタカナの起源を探る研究成果として注目されそうです。