遣隋使や遣唐使の伝来と共に本格的なテキストと技術の伝来がなされたと
言われているそうですが、日本書紀の允恭天皇記中にも鍼灸に関連する記述が見られ、
民間レベルでの技術の伝播は、さらに時代を遡るものと考えられるそうですが、
まだまだ不明な点が多いそうです。

日本においての鍼灸技法は、
①「鍼管」の発明により、より細径の鍼の刺入を可能とし、
より軽微な刺激による技法体系に再構築したことと、
②江戸期に盲人が技法を担ったことで、大陸で生まれた
「見て刺す」鍼灸を「触って刺す」鍼灸に進化させたことの二点に要約できるそうです。

手先の鋭敏な日本人が、多様な体表面の反応や変化を捉え、治療に使用できる反応や
変化を技術論として再編成したのが日本の鍼灸の特徴のようです。

参考:Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8D%BC%E7%81%B8