自動車保険は値上げが恒常化している。平均保険料は2008年度に比べ12年度は10%上昇した。ここ2~3年も値上げラッシュのため、平均保険料は13年度以降も上がり続けているはずだ。

損害保険収入の半分を占める自動車保険は慢性赤字が続いてきた。元凶は10年度まで一本調子で上昇した損害率(保険料収入に占める保険金の割合)の悪化だ。その根っこには事故発生率の高い高齢者比率の上昇がある。ただでさえ人口の減る若年層の保険加入は若者の自動車離れもあって細り、自動車保険でも少子高齢化が進む構図がある。