「宝永噴火より前の860年代に『貞観の噴火』がありました。宝永噴火は、山頂から見て南西側部分が噴火したのに対し、貞観噴火は北東側から溶岩を吹き出すタイプ。私の研究では、次回の噴火は、どうも貞観型ではないかと思われるんです」
国や自治体は万が一の準備を進めているが、想定から外れる噴火が起きたとしたら、最悪の事態もありうるだろう。