スーパーやペットショップなどで購入できる最も一般的なドッグフードには、袋入りの乾燥した固形のドライタイプと、缶や真空パック入りの柔らかいウェットタイプの二種類がある。ドライタイプでは水分が6%から10%程度に抑えられる一方、ウェットタイプでは60%から90%程度の水分が含まれる。半生タイプの水分量は25%から35%程度である。ドライタイプは開封後も長期保存が効き、手軽さと安価さから好まれる。ウェットタイプは一度開封すると長持ちしないが嗜好性が良い。
ウェットタイプは、ドライタイプや半生タイプと比較して非常に水分量が大きい。缶入りタイプは、殺菌処理して缶詰される。水分を除いて比較すると、普通ウェットタイプはドライタイプよりも蛋白質が豊富である。しかしながら水分量が非常に大きいため、ドライタイプよりも多めに与える必要がある。グルテンや蛋白ゲルが含まれることがある。これは、あたかも本物の肉片であるかのように見せかけることを目的として人工的に添加される。