米供給管理協会(ISM)が2日発表した2014年12月の製造業景気指数は55.5となり、前月の58.7から低下した。14年6月以来の低い水準で、市場予想の57.6も下回った。世界経済の減速傾向が米国にも影を落としていることを示した。
ただ、製造業の活動の拡大・縮小の分岐点となる50は上回ったほか、過去2年間の平均と比べても相当に高い水準にある。このことは、減速があったとしても米経済の広範な回復を妨げる可能性は低いことを示唆している。