元画家アンナの一人娘で12歳のヴィオレッタは、窓から墓地の見える家で暮らす。たまにしか帰らない母と曾祖母は仲が悪い。ある日、アンナはヴィオレッタを自宅のスタジオに入れ、鏡に囲まれた部屋でドレスを着せ、化粧を施して写真のモデルをさせる。ヴィオレッタは授業中に撮影のポージングをまねて注意されるほどモデルを面白がるが、アンナは学校の保護者会などには不熱心で、普通の人々を凡人と見下す。アンナにカメラを贈ってくれた画家のエルンストに作品を見せたところ好評を得て、アンナはさらにヴィオレッタを撮り続ける