新疆ウイグル自治区で150人死傷か? 暴力事件が続発
香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは20日、
中国新疆ウイグル自治区カシュガル地区巴楚県内で今月10日からの
10日間で4件の暴力事件があり、50人以上が死亡、
100人以上が負傷したと伝えた。
同センターによると、事件があったのは同県の農作物市場など。
県内各地には人民解放軍の部隊が駐留し、厳戒態勢が敷かれているという。
北京で20日に始まった共産党の重要会議、第18期中央委員会第4回総会
(4中総会)で同自治区の問題が取り上げられる可能性があるとしている。
米政府系放送局ラジオ自由アジアも、同県で12日にウイグル族の男4人が
刃物や爆発物で農作物市場を襲撃し、22人が死亡したと報じている。
カシュガル地区では漢族とウイグル族の民族対立を
背景に暴力事件が相次いでいる。