むくみとは、水分の摂取量と排泄量のバランスが崩れて、体内の水分とナトリウムが過剰になり、皮膚の下に余分な水分とナトリウムが溜まった状態です。漢方医学では、気(き)・血(けつ)・水(すい)がバランス良く体内をめぐってゆく事で健康が維持されると考えられています。
気は生命エネルギー、血は血液に相当するもの、水は血液以外の体液と考えていただいて差し支えありません。
むくみはこの中の「水」が何らかの原因で不調になってしまった状態だと考えられています。むくみの時に処方される漢方薬の主なものは次のとおりです。
・五苓散(ごれいさん)
・猪苓湯(ちょれいとう)
・八味地黄丸(はちみぢおうがん)
・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
・菌陳五苓散(いんちんごれいさん)