中小企業診断士が行なう経営コンサルティングには、大きく次の2つがあります。

1.国の中小企業支援事業への参画
中小企業庁では、中小企業支援法に基づき、地域中小企業支援センター、都道府県等中小企業支援センター、中小企業ベンチャー総合支援センターの3つの窓口を設け、中小企業への診断助言事業、相談事業、研修事業など各種支援事業を行なっています。
中小企業診断士は、これらの支援事業に、経営コンサルタントとして参画し、中小企業に対し診断・助言します。

2.独自に行なう経営コンサルティング
企業から直接依頼を受けて行なうコンサルティングであり、いわば経営コンサルタントの本業です。
コンサルティングの内容は、ケースバイケースで多岐にわたり、自分が持つ能力をフルに発揮してクライアントの要望に応えることができれば、顧問契約などにもつながっていきます。また、必要に応じ、他の専門家(たとえば、弁護士、税理士など)もコンサルティングに入りますが、彼らをつなぐコーディネーター役も中小企業診断士の役割のひとつです。