【日常点検とは】
 トラックや自家用自動車であってもドライバーには車両の適正な管理が
義務づけられていて、車の安全は所有者の責任において確保しなければ
ならない、と定められています。
 平成7年に行われた道路運送車両法の改正によって自家用乗用車の場合は
項目が簡素化されましたが、トラックは毎日1日1回の点検が定められて
います。

【日常点検を怠った場合】
 日常点検を怠っていて、それを警察などに指摘された場合は罰金や
懲役などは発生しないようなのですが警察には日常点検が行われていない
トラックに対して改善命令を出したり車両の運行停止命令などを下す
ことができる権限が与えられているので、もし荷主の荷物を運んでいる
途中に運行停止命令などが与えられてしまうと重大な違約金を支払ったり
することになる可能性があります。

 また、日常点検を行なっていないことで事故などを起こしてしまった
場合は法的に重い責任が課せられたり、乗っているトラック車種にもし
リコールなどが発生した場合も整備不良を理由に修理を断れたという
ケースも実際にあるようです。