むし歯は、口のなかにいる細菌、砂糖を含む食物、むし歯になりやすい歯質、の3つの要因が重なって発生します。とくに、食事後に歯に付いた食物の汚れをきちんと取らないで放置しておくと、その汚れが何層にも重なって細菌といっしょに歯の表面に付着します。

この付着物をプラークと呼びますが、プラーク内にある糖が細菌によって分解され、酸をつくります。この酸が、歯の表面にあるエナメル質という硬い部分を軟らかくしていきます。これを脱灰だっかいといい、初期のむし歯の発生となります。