例えば、電気機器のコンセントプラグをコンセントに差込むことは誰でも出来ますが、コンセント本体を壁や天井に取り付けたり、電線を天井裏などに敷設したり、壁に分電盤を取り付けたりする工事は、電気設備に関する知識がなければできません。これらの工事は、電気工事士資格を持った専門技術者が施工を行う必要があります。
電気工事士でなければ出来ない工事として、電線を造営材に直接固定する工事、電線管に電線を収容する工事、接地線の相互接続・接地極埋設・接地極と接地線を接続する工事など、施工を誤ることで火災や漏電など重篤な被害を及ぼすものが指定されています。