川崎重工業<7012、株価 - チャート>は28日、同社と中国海螺グループとの合弁会社である安徽海螺川崎工程が、中国で環境配慮型ごみガス化システム4機を連続受注したと発表。今回受注した4機は、甘粛省、重慶市、福建省、貴州省向けで、14年8月から順次納入する見込み。

同システムは、既存のセメントプラントにごみ焼却炉を併設することにより、セメント生産工程とごみ処理工程を一体化。ごみや下水汚泥をガス化し、そこで得られる熱エネルギーをセメント生産工程で有効利用することにより、同工程で使用される石炭などの化石燃料および二酸化炭素排出量を削減することができる。また、ごみ・下水汚泥をガス化した後の灰などは、セメントの原料として再利用することができるため、最終処分場が不要になるとしている。

28日の終値は、前日比3円高の382円。