連休明け27日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数<.FTSE>が連休前の23日と比べて29.19ポイント(0.43%)高の6844.94と反発して取引を終えた。半導体設計のARMホールディングス<ARM.L>やホテル経営のインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)<IHG.L>が買われて全体水準を押し上げ、FT100種は史上最高値に手が届く水準に戻りつつある。
ARMホールディングスは4%上昇の917ペンスと、FT100種の中で上昇率が最も大きかった。経営説明会の内容を好感したヌミス証券が目標株価を引き上げたことが材料視された。
IHGは、米国企業による60億ポンド(101億ドル)相当の買収提案を拒否したとの報道が材料視され、3.4%の上昇となった。
一方、医薬品大手のアストラゼネカ<AZN.L>は1.8%安と下落が続いた。米ファイザー<PFE.N>が26日、アストラゼネカの買収を断念すると正式発表したことが嫌気された。