ニコン<7731、株価 - チャート>が小動き。SMBC日興証券では26日付で、投資判断を「1」(アウトパフォーム)から「2」(中立)に、目標株価を2440円から1680円にそれぞれ引き下げている。
投資判断引き下げの理由として、新目標株価が現行株価に近い水準にあるほか、米・欧・中国市場を中心にデジタルカメラの事業環境が厳しい状況にあり、主力のデジタル一眼レフカメラ分野に関して、中期的には回復余地があるとはいえ、短期的には回復が見込み難いと判断したことを挙げている。目標株価は、15年3月期同証券予想連結1株利益112.2円および15年3月期TOPIX精密機器平均ブルームバーグ・コンセンサス予想PER18倍を17%程度割り引いた15倍を基準に算出されている。
また、同証券では業績予想を下方修正、連結営業利益について、15年3月期620億円(前期比1.5%減、従来810億円、会社側計画は630億円)、16年3月期750億円(従来910億円)、17年3月期820億円と試算している。15年3月期は精機・映像機器は計画線も、インストルメンツの若干未達を想定しているという。
27日終値は前日比12円安の1618円。