26日の日経平均株価は、前週末比130円43銭高の1万4592円60銭で寄り付き、3日続伸してスタート。米国株高に加え、為替相場が前週末に比べ円安に振れていることも支援材料となったようだ。ただ、買い一巡後は、やや伸び悩み商状となっている。東証業種別の株価指数は、値上がりが30業種、値下がりは3業種。

業種別では、大和証G<8601、株価 - チャート>、野村<8604、株価 - チャート>など証券株や、新日鉄住金<5401、株価 - チャート>、JFE<5411、株価 - チャート>など鉄鋼株が上昇。郵船<9101、株価 - チャート>、商船三井<9104、株価 - チャート>など海運株や、三菱UFJ<8306、株価 - チャート>、三井住友<8316、株価 - チャート>など銀行株も高い。アイフル<8515、株価 - チャート>、オリックス<8591、株価 - チャート>などその他金融株、中部電力<9502、株価 - チャート>、関西電力<9503、株価 - チャート>など電力・ガス株も堅調。日立<6501、株価 - チャート>、東芝<6502、株価 - チャート>など電機株、ニコン<7731、株価 - チャート>、HOYA<7741、株価 - チャート>など精密株にも買いが先行している。

個別では、前週末23日引け後、名村造<7014、株価 - チャート>が株式交換により完全子会社すると発表した佐世保重<7007、株価 - チャート>に買い人気が集まり3日続伸。24日付の日本経済新聞が大型蓄電池で米国市場に参入すると報じられた住友電工<5802、株価 - チャート>も3日続伸となっている。半面、前週末23日引け後、抗がん剤として開発中の「BBI608」について、病勢コントロール率があらかじめ定められていた判断基準を達成せず、投与を中止したと発表した大日住薬<4506、株価 - チャート>が売りに押された。同社の親会社である住友化学<4005、株価 - チャート>が5日ぶりに反落し、東証1部の値下がり率上位となっている。

東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「6社ベースで、売り900万株、買い1760万株で、差し引き860万株の買い越し」(外資系証券)。午前9時20分時点の東京外国為替市場は、1ドル=101円台後半(前週末23日終値は1ドル=101円72-73銭)、1ユーロ=138円台後半(同138円79-83銭)で取引されている。