地銀、信託、証券で0.062─0.065%の出合い。準備預金の積み最終日だが、積みにメドを付けている金融機関が多く、落ち着いた取引となった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レート(平均)は低下。共通担保資金供給オペは35回連続の札割れ。3カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りが0.0401%と前回(0.0561%)に比べて低下し、3月26日以来約2カ月ぶりの低水準となった。予想に比べてやや弱かったとの見方もあったが、しっかりめの需要を確認できたとの指摘がみられた。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。
<円債市場>
長期国債先物は続伸。14日の米債券市場で、欧州中央銀行(ECB)の利下げをめぐる観測が強まる中、米10年債利回りに低下圧力がかかったことが材料視された。外為市場の円高基調、株安も影響した。後場も強含みで推移。5年利付国債入札が順調な結果となったことで、上昇幅を拡大する場面があった。現物債も長いゾーンがしっかり。最終投資家の需要が強く、30年超長期国債利回りは節目の1.7%を割った。20年債もしっかり。長期ゾーンは先物との連動性を強め、利回りに低下圧力がかかった。中短期ゾーンは2年債がさえない展開となったが、5年債は入札結果を受け底堅く推移した。市場予想を上回った1─3月期GDPの相場への影響は限られた。
長期国債先物中心限月6月限の大引けは、前営業日比7銭高の145円18銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp低下の0.590%と3月4日以来の低水準を付けた。