井関農機<6310、株価 - チャート>が3日ぶりに反落。一時24円安の251円まで売られ、3月24日に付けた年初来安値252円を更新した。14日引け後、15年3月期の連結業績予想を発表。2ケタ減益予想を示し、嫌気された。
15年3月期業績は、売上高1650億円(前期比2.4%減)、営業利益55億円(同25.4%減)、純利益26億円(同59.7%減)を予想。中国子会社が事業統合により持分法適用会社となることなどの影響で売上高は伸び悩む。利益面では、インドネシア生産子会社の操業開始に伴う初期費用の発生などによる粗利益の減少や、前期に発生した為替差益がなくなることなどを織り込んだ。前提となる為替レートは、1ドル=101円、1ユーロ=140円としている。
14年3月期決算は、売上高1691億2900万円(前期比8.6%増)、営業利益73億7100万円(同43.3%増)、純利益64億4700万円(同62.0%増)だった。
15日の終値は、前日比17円安の258円。