仏銀行大手BNPパリバ<BNPP.PA>のアジア太平洋現物株セールス部門責任者、スティーブン・カーニー氏が退社したことが、関係筋の話で分かった。これで9人で構成する同部門のメンバー7人が職場を去ったという。
同行は2008年の金融危機以降、アジア事業を積極的に展開。3月には陣容強化など、新たな成長計画を示していた。
だが欧米当局による規制強化の影響や、電子取引の台頭を受けて手数料引き下げを迫られるなど、逆風に直面している。
同行が人員を補充したかどうかは不明。
カーニー氏にコメントを求めたが、同氏はこれを拒否した。
BNPパリバの広報担当者も、従業員の退社に関しいずれもコメントを控えた。