<為替> ユーロが下落している。4月の米小売売上高が期待外れの内容だったことを受けて持ち直す場面も見られた。ただ、ドイツの景気期待指数(ZEW)が市場予想を下回ったことや、ドイツ連銀が欧州中央銀行(ECB)による追加緩和を支持すると報じられたことから、ドルはユーロに対して引き続き高値で推移した。
ユーロは対ドル<EUR=>で1カ月ぶりの安値となる1.3700ドルをつけていたが、米小売売上高の発表直後には、0.26%安の1.3720ドルまで戻した。その後は1.37ドル近辺で推移している。
ユーロ/ポンドは<EURGBP=D4>は16カ月ぶりの安値である81.38ペンスをつけ、0.15%を超える下げとなった。ポンドはイングランド銀行(英中央銀行)が早ければ今年後半にも利上げに踏み切るとの観測から上昇した。
ドル/円<JPY=>は102.11円で取引され、その前につけていた1週間ぶりの高値から下落した。